短編

□親子?兄弟?
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最近任務中に余計なことを考える。

「なぁ、サソリの旦那って35歳だよな?」
「…………いや、永遠の15歳だ。」

「嘘つくなよ、うん。35だよな?」
「……あぁ、そうだよ」

今日も例外ではない。

「歳的には親子……なのかなぁ」
「なにがだよ」
「うん、あのな、最近気になるんだよ」

"暁の各コンビの歳の差って親子か兄弟くらい離れてね?"

旦那が35歳で、オイラが19歳。

「俺らの歳の差で親子はないな。せいぜい歳の離れた兄弟だろう。」
「あ、そっか、うん。っていうか、離れすぎだろ、うん。」

35歳と19歳で親子だったら、旦那16のときに子供作ってることになるな。
15のときに傀儡になったから16歳で子作りは無理だな、うん。

そうなれば鬼鮫の旦那とイタチも同じだな。
オイラ達よりも歳の差が少ないんだから。うん。

「それでな、同じ感じでいったら角都の旦那と飛段は」
「爺と孫だろ?」
「何でわかったんだよ。っていうか先に言うなよ、うん!」
「お前の考えることなんて大体わかる。」

チクショウ、何か嫌だ、うん……

「で、言いたいことはそれだけか」
「え?あ、あぁ、うん。それだけ、うん。」
「ったく、お前最近無駄話が多すぎだ。任務に集中しろ」
「わかったよ、旦那。じゃぁ、任務再開ということで、あそこにいるやつ爆発させていいかい、うん?」
「好きにしろ。オレはこっちをやる」
「了解」

無駄話も終え、任務を再開する。
結局偶然なのかどうかは旦那との会話ではわからなかったけど、まぁ、いいや。うん。



「ついでに言っておくが、オレはちゃんとついているからな」
「嘘だっ!うん!」

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