短編

□共通点
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なぁ、鬼鮫。お前と鮫肌の前任者の共通点をみつけたのたが

お昼時にイタチさんが話しかけてくる。

「そりゃ、同じ霧隠れ出身なんですから、共通点くらいありますよ。」
「違う、名前の共通点だ。」
名前?
私の名前は干柿鬼鮫
前任者の名前は西瓜山河豚鬼

「あ」

「気づいたか?」
「はい、ですが、果物のなら霧の忍刀七人衆全員に当てはまりますし、それに西瓜は野菜ですよ?」
なにっとイタチさん

あ、でも長十郎は当てはまりませんね。

「そんなことはどうでもいいが、それだけではないぞ」
「はい?」
まだあるんですか

「いいか、全部言うからな」
「はい」
早くしてください

「西瓜と柿、鮫と河豚、そして『鬼』という文字だっ」
ほぉ、言われてみれば。
自分でも気づきませんでした。

「そして、二人とも魚顔だということ。どちらも名前の通りの顔だな。やはり水の国と言うだけあるな。」
「私はあの人よりましだと思います。というか、水の国だけあるってどういうことですか。」
まるで私達が魚のような言い方ですね

「違うのか」

「違いますよ!」
もしかしてこの人、いままで私のこと魚だと思っていたんでしょうか。

「酷いですねぇ…」
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朝着替えてる時に思った
西瓜山さんのことはあまりわかりません
ところで栗は果物なんでしょうか
 

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