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□寒い
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1月、寒い。
こたつから出たくねぇ
風呂に入るときも服を脱ぐだけでも寒いってんのに、最初のほうは蛇口からお湯がでない。
油断してると氷っちまう。
まぁ今日は任務も出掛ける用事もないからこたつから出なくてもいいんだけどな。
風呂は入らねぇといけねぇけど。
首にかけているネックレスもつめてぇな。けど外すわけにゃいかねぇってもんだ。
神の裁きが下っちまう。
それにしても
「暇だなぁ」
デイダラちゃんとサソリは任務だし、鬼鮫ちゃんとイタチは団子のストックがなくなってきたからって買い出し中だし。
角都なんかこんな寒いってのに高額な賞金首が近くにいるっつって出ていきやがった。
爺なのに元気だなぁ。
そうだ、テレビでもみよう。
リモコンリモコン
リモコンはどこだ?
あちこち探したが見つからない。
おいおい、これじゃテレビ見れねぇじゃねぇか、と思ったらそういえばテレビ本体にも電源あるということを思い出した。
俺は本体のほうで電源をつけた。
んー…つまんね
チャンネルを変えようとテレビに近づきボタンを押す。
かちかちかち
かちかちかちかち
んんんん
「つまんねぇぇェ!」
オレはゴロンと仰向けに倒れた。
どこも年末年始特集しかやってねぇ
違うのがあったと思ったらニュースだったり観光地をただ撮すだけの番組だったり。
何が楽しくてこんなん見なきゃいけねぇんだよ!
あぁー早く角都達帰ってこねぇかなぁ
仕方ないから儀式でもしようとテレビの電源を落として部屋に向かった。
こんなにも一人が暇なんだったら角都についていけばよかった。次からはオレも一緒にいこう。
そう思いながら儀式を始めた。
今日は誰もいないから思う存分することにしよう。
寒かったから布団をかぶりながらやっていたら帰ってきた鬼鮫ちゃんが「ついに飛段が死んだ」っていって腰を抜かした。
ごめんよ、鬼鮫ちゃん。悪気はねぇんだ。
オレは血を流すべく風呂へと向かった。
あぁー、さみぃ