大江戸愛情物語(完結)

□第九訓
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「じゃぁお妙さんの時と同じように囮パンツ作戦で行こうか!!!」


「まァそうだな・・・それが一番捕らえる確率が高いな」


「ってな訳で、まゆこ今はいてるパンツ脱ぎなせェ」


「オイ総悟!!!」


『なんで今履いてる奴??洗濯したのとか未使用でいいじゃんι』


「その方がきっとふんどし仮面も燃えまさァ」


『やだよ、変態』


「我儘言うんじゃねェ!士気を上げろィ!!!」


「いや、沖田隊長、士気が舞いあがってますよιまゆこなんでも良いから下着貸してくれる?」


『は〜い』


「山崎テメー何男のロマン潰してるんでィ!?」


「アンタのロマンは生々しすぎんだよ!!!!」


「いや、俺はありだと思うぞ?」


「アンタは黙ってろォ!!!この馬鹿ァ!!!!」






ぎゃんぎゃんと言い合いをしている中、まゆこは自室へと下着を取りに行った

それにしても使用済みを渡すのはなんか嫌だな・・・

など思いながら、箪笥の中を漁る
そして数枚を紙袋の中に入れると再び今に戻って行った





『持ってきたけど・・・どれが良いかな?』




その言葉に山崎が「見せて?」と言う



『えっと・・例えばこんなの』



そう言って取り出したのは黒のTバック
それに沖田以外がブハっと鼻血を噴射した


『ギャっ!!!血がつくじゃん!!!!』


「わ、わりぃ・・・」


「なんでィみんなムッツリですねィ、こんぐらいで鼻血だすなんて」


「だ、だって・・まさかまゆこがそんな物履くとは思わなかったから・・・」


『これは前にそーちゃんが私の箪笥に勝手に入れてたやつだから履いた事ないよ』


「総悟、グッジョブ!!!」


『勲ちゃん?殴ろうか??』



ダラダラと鼻血をだす3人の鼻にティッシュを詰めると土方がその間抜け面で話し出した



「でもよ、ふんどし仮面はその女も吟味して下着を盗むんだろ?ならこれは無しだな」


「え?そうなのトシ」


「まゆこがこんなん履く訳ねェだろ、囮ってバレる」


「なるほどねィ」


『んじゃこれは?』



そういって出したのは白のレースたっぷりのフリフリ下着
それに一同顔が緩む



「だ、ダメ!!!それは純粋すぎる!!それに履いたとこみたいから万が一盗まれたら困る!!!」


『誰がゴリラに見せるか!!!』




そう言って次の下着を取り出す
それは紫の紐パン



つーか、なんでコイツはこんなにエロい下着ばっか持ってんだ????



土方はそう思いながら「却下!!」と言ってのけた



『えー??これもダメなの!?』


「お前にはまだ早すぎる」


『・・・・・どこのオヤジだよ・・・』





じゃぁ最後。と言って取り出したのはイチゴ柄のパンツ
それに全員グっと親指を突き出してOKサインを出した




「よし!!じゃぁ決まりだ!!このパンツで今夜、ふんどし仮面をとっ捕まえるぞォォォォォ!!!!!!!!」


「「「『おォォォォォ!!!!!』」」」






そしてふんどし仮面VS真選組の戦いが幕を切ったのであった





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