大江戸愛情物語(完結)

□第三訓
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「えーではこれより、まゆこの誕生日祝いも兼ねた入隊歓迎会を行う!!まゆこ一言あいさつ出来るか?」



近藤にそう言われ、端っこに座っていたまゆこが近藤の隣に正座で座る
そしてペコリと頭を下げた




『今回入隊しました柏村まゆこです、みなさん御存じの通り今までずっとお手伝いという形で局長と副長のデスクワークをやってきました。今回晴れてみなさん真選組隊士の一員になれ、これからさらに精進していく所存です。まだ至らない点も多いかと思いますがどうぞ宜しくお願いします!!!』



しっかりとした挨拶に少し面食らった近藤、土方、沖田、山崎の面々



子供って言うのは知らないうちに成長していくもんなんだな・・・なんてしみじみ実感していると隊士たちから雄叫びが上がった



「まゆこちゃ〜ん!!!!真選組へようこそォ〜!!!」
「これからも仲良くしてね〜!!!」
「制服可愛いよ〜!!!」
「あれ?でも何番隊に所属されるの?」



『あ、それはなんか上の馬鹿4人のせいで局長補佐官、兼、副長補佐官、兼、一番隊隊長補佐官、兼、監察補佐官になりました。意味分かりませんよね?私も意味分かんないし』



その言葉に隊士全員が哀れな目線を少女に送ったのは言うまでもない



「一番隊隊長補佐官だなんて俺はおもっちゃいねェでさァ」


『・・え?そーちゃん?』


「まゆこ、お前は立派な
























パシリでさァ」





『マジムカつくんですけどォォォォォォォォ!!!!!!!!なんか良い事言ってくれると思って期待しちゃったじゃん!!!!???何このドS!!!!』



「馬鹿だねィ、俺がまゆこごときを認める訳ねェだろィ?」



『今に見てろ、このドS!!沢山の攘夷浪士捕まえて私の前に膝まづかせてやるんだからァ!!!!!』



「ちょっ!!!まゆこ落ち着きなさい!総悟もまゆこを挑発しちゃメっ!!!」



「『メっ!!ってキモっ!!!!!』」



「トシィィィィィィ!!!!総悟とまゆこがキモって言ったァァァァ!!!キモって!!!!」



「・・・・どうでも良いから早く乾杯の音頭取ってやれよ・・・ι」




こんな感じでグダグダで始まった宴会は、音頭もなくグダグダで全員が飲み始めていった
一人泣き崩れる近藤を残して・・・







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