Sword of time-space・時空の刀(完結)
□第6話
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カパッと開けた手が止まる
・・・なんだ?
不思議に思った土方が箱の中を覗きこめば、そこには超ミニのスカートが入っていた
『・・・・オイコラ、エロオヤジ。マジでコレかよ?』
「あれ?気に入らなかった?松平デザイン」
『当たり前だァ!!こんなミニスカートでたち回れるかァァァァ!!!!』
「大丈夫だって!麻裕子ちゃん足綺麗なんだし!」
『何が!?何が大丈夫?!パンツ見えるだろコレ!!!』
「え〜?そんな短いの〜??履いて履いて〜♪」
『中原ウザい。黙れ。ボケ。』
「キツっ!麻裕子キツっ!」
「まぁまぁ麻裕子ちゃん、試しに履いて来てごらん?実際履いたら気にならないかもじゃないか」
『オイゴリラ。鼻の下伸びてっぞ』
「え?マジ?」
「ったく、何考えてんだよ近藤さん」
『そう言うシローもダラシねー顔してっぞ』
「するかァ!?ガサツ女の足ぐらいで何も感じる訳ねーだろォ!!!」
『じゃぁなんで顔赤いんだよ?オイ』
その場に居る男どもの顔を眺めながら麻裕子は溜息を吐くと隣の部屋に行き着替えをした
今までの隊服とは違い体にシッカリフィットする
その点はとても動きやすくていいのだが・・・
・・・・やっぱ短くないか?コレ・・
問題はスカート
プリーツの沢山入ったスカートは動くたびにヒラヒラと危ない
・・・黒のスパッツでも合わせるか・・・
そう思いながら胸元のスカーフを結ぶ
そして何故か一緒に入っていた白のニーハイを履くと、会議室へと戻った
部屋に現れた麻裕子の姿に一同生唾を飲み込む
『・・・・・これで満足かコノヤロー』
少し顔を赤くした麻裕子はプイっと顔をそむけながら部屋に入ってくる
「いい!!凄いいい!!オジサン鼻血出ちゃう!!」
『そのまま出血多量で死んで下さい。マジで』
「可愛いじゃ〜ン!麻裕子似合う〜!!」
『お前に言われても嬉しくない。ウザ原死ね』
「も〜素直じゃないな〜麻裕子ちゃんは!本当に似合ってるぞ!」
『アンタもゴリラが一番似合ってるよ近藤さん』
一人ひとりのコメントに毒舌で返すと先程と同じように土方の隣へ座った
特に何も言わない土方を横目で見れば耳が赤くなっていた
・・・・・なんで?暑いのか?
そんな事を思っているとぼそりと小さな声が聞こえた
「・・・・・前のより似合ってる」
まさか土方からそんな言葉を貰えるとは思ってなかった麻裕子は少し驚きながらクスリと笑った
『・・・ありがと、シロー』
毒舌で返されると思っていた土方は素直に自分の言葉を受け止めてくれた麻裕子に更に顔を赤くさせた
「コホン。じゃぁ麻裕子ちゃんの新しい隊服のお披露目も終わったところで・・・・零番隊についてなんだが・・・」
近藤が先程のだらしない顔から一変まじめな顔へと変わった
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