・2 (完結)

□第四十六章
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ギャーギャー続く言い争いに、野田が手ごろな棒を名無しさんに渡した
それを受け取ると沖田に負けないような黒笑みを浮かべる




『さァ?誰がスイカになりたいですか?何時までも喧嘩してるなら私が頭かち割りますよ?』


銀・新「「ひっ!!!すいませんでしたっ!!!」」



『ほら、銀兄スイカ置いて下さい?』



銀「ひたたったたた!!!ソレ銀兄の頭だから!!スイカじゃないから!!」


『あぁすみません?やけに軽い中身だと思ったら』


銀「何この子?!軽いって頭の中身かァァ!?ずっしり詰まってるわァ!!スイカより詰まってるんですけどォォ!?」


楽「厭らしい事が詰まってるアル、価値のない中身ネ」


銀「軽く存在否定するの止めてくれる?銀さんなんか目から汗が出てきそう・・・」


山「じゃぁ一番手は誰にしますかァ?」


楽「私ネ!私がやるネ!!」


『はい、じゃぁ頑張ってくださいね?』


妙「いらっしゃい神楽ちゃん、目隠ししてあげるわ」


楽「よっしゃァァァァ!!!んじゃ行くぜェェェェ!!」


『そのまま真っ直ぐですよ〜?』


妙「いいえ、神楽ちゃん、少し左に方向転換しなさい?」



「「「「え?」」」」


妙「そうよ、そのまま真っ直ぐ」


山「あ、あの姐御?そっちは局長が埋まって・・・」


妙「あぁ?!何か言ったか?地味崎」


山「ひっ!!なにもっ!!!」


((((怖っ!!!))))


妙「そこよ!!そこよ神楽ちゃん!!!思いっきりぶん殴っちゃって!!!!!」


楽「ラジャ―ネ!!!ホワチャァァァァァァ!!!!!!」



近「ぐぼっ!!!!」




(((((あー・・・・トドメ逝ったな・・・)))))



『あれ・・・逝きましたよね?』


土「・・・・・・・あぁ」


山「そのまま埋めておこう?」


葵「・・・・いいんですか?アソコ一体の砂真っ赤ですけど?証拠隠滅も何もあったもんじゃないですけど?」


土「自業自得だ・・・」






楽「何アルカ?スイカなんてないネ!腐ったゴリラだけね!!」


妙「ごめんなさいね?神楽ちゃん、上手くアシスト出来ないで」



銀「いや、見事なアシストしてただろ?」


新「次は誰がいきます?」


沖「俺がやりまさァ!」


土「・・・・・・・・」


『はい、じゃぁ目隠ししますね??』


沖「じゃぁいきますぜィ?」



----ビシュン!!!



土「うおっ!!・・・テッメー・・やっぱり俺を狙いやがったなァァァ!!!!!」


沖「自意識過剰でさァ、俺はちゃんと土方(スイカ)を狙いやしたぜィ?」


土「( )の中身逆ぅぅぅぅぅ!!!!」


沖「あ、ヤベ」



『はぁ〜・・・また始まった・・・』




スイカ割りの事なんて忘れて始まった土方と沖田の斬り合い
それに巻き込まれる形で銀時、神楽、妙も参戦していく


残された名無しさん、野田、山崎、新八は普通に刀でスイカを斬って食べ始めた



『皆さんよくこの暑い中元気に動き回ってますね?』


新「あとでぶっ倒れなきゃいいですけど・・・・介抱するの僕たちなんですから・・・」


山「そうだね・・・もう若干一名砂に埋もれたゴリラがいるけど・・」


新「あ・・・すいません」


葵「あとで引きずりださないといけないですね」


山「もぅそのまま埋めといてもいいんじゃない?」


『そうですね?そうすればお妙さんの苦労が減りますね?私たちも毎度回収しなくて済みますし』


葵「・・・・ι」



そんな会話に若干引き気味の野田が苦笑しながらスイカにかぶりつく
冷たかったスイカもこの暑さで随分と温くなっていた








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