紅天女

□第九章
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晴れ渡った雲ひとつない青い空。
周りには緑が生い茂り、小鳥の囀りが聞こえる。
季節は11月、少し肌寒くなってきた今日この頃。





名無しさんは一人その場に佇んでいた。










『一体此処は何処ですかァァァァァァァァ!!!????』










----数時間前-----





「緊急配備お願いします!」



総悟と乗っていたパトカーから聞こえてきた無線。


内容を確認すれば、何やら脱獄者が町はずれの山林に逃げ込んだらしい。

急いでハンドルと切ると総悟と名無しさんは山林へと車を走らせた。








-----と、そこまでは良かったのだが・・・・・。







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