紅天女
□第二章
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江戸。
真選組屯所。
晴れ渡った清々しい早朝、一人の隊士の叫び声で幕を開けた。
「局長ー!!!!!大変です!!!門前に女が血まみれで倒れてます!!!!」
その隊士の叫び声に道場内で稽古をしていた
局長の近藤と副長の土方は振っていた木刀を止めた。
「女?ったく。朝っぱらから面倒な」
眉を寄せ額の汗を拭きながら土方が木刀を置いた。
「そりゃ大変だ。至急医者を呼んであげなさい!」
近藤も木刀を置き慌てて道場を後にした。
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