Love Hunter(完結)

□其の七
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山崎さんと床につくようになって数日
今まで布団が別だった時は寝る時も起きた時も各々自分の布団できちんと寝ていたんですけど、一緒の布団になってからと言うもの、朝起きると何時も彼の腕の中にいます

ギュッと私を抱きしめて眠っている山崎さんの寝顔は物凄く幸せそうで安らかで


そのまま永眠を望みます




そして今日も私は山崎さんより先に起きて布団から出ようとしたんですけど・・・・

最近冷えてきたせいですかね?
出ようとした瞬間、山崎さんがキツく抱きしめてきたんです
一応顔を見てまだ寝ている事を確認しました
まぁ、寝ていての所業ならば仕方がないです
そう諦めてその腕を解こうとしたんですけど・・・やっぱ真撰組の方です
結構力がある
中々解けない腕に四苦八苦しているとゴリッとお尻の割れ目辺りに何かが当たりました



『っ!!!!!!!?????』



声にならない悲鳴と言うのを初めて体験しましたよ


つーか、キショイ!!
マジでキショイ!!
は、早くこの腕から逃れないと!!


気持ちが焦れば焦るほど、お尻辺りにゴリゴリと当たる感触


マジマジマジマジマジマジ勘弁ンンンン!!!!
いっそ張っ倒して起そうか?
でもこの状態で起きられると尚更危ない気も・・・
ぐぬォォォォォォォ!!!!いい加減腕解きやがれ!この変態イイイイイ!!!!!



「・・・・まゆこ・・・・」


名前を呼ばれて振り返れば、未だ幸せそうに夢の中にいる山崎さん
○○○勃たせて私の名前を呼ぶなんて、どんな夢をみて・・・


「まゆこン中、気持ちイ〜・・・・・」



・・・・そう言う夢を見てるんですね(怒)



私は思い切り深く深呼吸をすると勢い良く寝がえりを打ちました



「ふんごォっ!!!???」


ゴスっと言う鈍い音と主に山崎さんの潰れたような悲鳴
そうです
寝がえりを打つ時に思い切り顔面に肘を食らわせてやったんですよ

やっと腕がスルリと抜けて私は何とか布団から剥いでる事に成功しました
未だ布団の中では顔面を押さえのた打ち回っている山崎さんの姿

まぁ、自業自得でしょ
幾ら夢の中とは言え、私に変な事したんですから!!!








でも、お尻に当たってた感触・・・・意外に大きかっ・・・・・・いやいやいや。忘れよ。





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