Love Hunter(完結)

□其の二
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あの夜から山崎さんは可笑しいです
なんか本当に今まではいい人だと思ってたんですが、それはものっそい勘違いだったみたいです
結局あの夜は副長が山崎さんをボコボコにしてくれて事なきを得たのですが


あれから毎晩、勝手に私の布団に入ってます


部屋に鍵をかけたんですけど・・・鍵はかかったままなのに・・・なのに何故か部屋の中に居るんですよォォォォォォ!!!!
何でいるのォォォォ!!!???
流石監察方と言うんでしょうか!?
つーかこんな事にその力量を見せつけないで下さいよ!!!!




『はぁ・・・・・これはストーカーって言うんですかね?』


「え!!??まゆこストーカーにあってんの!!!!???」



洗濯物を干していたら後ろから聞こえてきた声にバッと振り返るといつの間にか真後ろに立っている山崎さん


近っ!!!ってか怖っ!!!
何時の間にいたんですか!!!?気配消すの止めてくれないですか!!!???





『・・・・ストーカーだと思うんですけどね、なんか本人に自覚ないみたいなんですけど・・・』


「あー、そうだろうね、ストーカーって本人はそう言うつもりがないからストーカー行為がエスカレートするんだよ。局長が良い例だよ」




・・・・・お前だよ、馬鹿。




『あ〜・・・そーなんですかー(棒)』


「で?誰???誰にストーカーされてんの!!!???俺が始末してあげる」


『あ、そうですか?なら鏡を見て来て下さい、そこに一番に写った馬鹿がそうですから』


「分かった!!!鏡ね!!!???」




そういってどこかに行ってしまった山崎さん
マジ馬鹿


私は盛大な溜息を吐いて残りの洗濯物を片づけた






























鍵は掛かってた、うん。確かに掛かってた。



なのに何でまたこの人は人の布団に寝てんですかァァァァァァァァァ!!!!????
つーか昼間自分で自分を殺したんじゃなかったんですか!!??何でまだ生きてんのォォォォォ!!!???



「お帰り、髪の毛まだ少し湿ってるよ???」


『山崎さんの頭ん中も湿ってカビでも生えたんじゃないですか』


「え?生えてないよ??あ、でもまゆこが俺とヤッてくれないから俺の股間カビ生えちゃいそうなんだけど?」


『そのまま腐り落ちろ』


「え〜?!何それ〜!あ、焦らしプレイ??俺基本Sなんだけど・・・でも頑張るよ!」




馬鹿ァァァァァァァ!!!!!
ここに馬鹿がいるぅぅぅぅぅぅうううう!!!!!!
誰が焦らすか!!!!そのまま焦げてしまえ!!!!




『・・・・山崎さん、本当にもぅ止めてくれないですか?毎晩毎晩・・こんなセクハラ行為されてたら困るんですけど・・・』


「セクハラ??まゆこ何か勘違いしてない??」



そう言うと山崎さんはズイっと私に近寄ってきました
そして両手で頬を挟まれました
クイっと顔をあげられて、顔が近いです


あ、近くで見ると綺麗な顔してるんですね
目も澄んでるし、結構格好良いかも・・・・って何考えてんのォォォォォ!!!!???しっかりしろ私!!!!!!




「まゆこ、俺はセクハラなんかしてないよ?」



そういう彼の眼は真剣で・・・



「俺はまゆこを愛してる」



思わずそれにドキンとした



「毎晩俺が来るのはお互いの愛を確かめるためだよ??」



『・・・・・・・・・・』




前言撤回
何、お互いの愛を確かめるって
お互いだァァァァァ!!!???
ダメだ、この人の頭はイっちゃってる



でも



何でだろ・・・




「まゆこ・・・」



そう私の名を呼ぶ貴方を



「好きだよ」




嫌いになれないのは





「愛してる」




そう言って彼は私に優しくキスを落とした

























『ギャァァァァァァァァァァァ!!!!!!!???????ふ、副長ォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!』


「ちょっ!!!!まゆこ!!!!????」




「ゴラァァァァァァァァァ!!!!!またザキ、テメーかァァァァァァァァ!!!!!!!!!」


「ぎゃァァァァァァァ!!!!!!!なんでェェェェェェェェェェェ!!!!!???」





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