大江戸愛情物語(完結)
□第二訓
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真選組に入隊して一週間
今日やっと注文していた隊服が届きます
どうやら松平のとっつぁんが考えてくれたデザインみたいで・・・若干不安だけど・・・
キャバ嬢みたいなのだったらどうしよう・・・ι
不安に駆られながら局長室へ行くと、すでに隊服が届いてました
「お〜!まゆこ、やっと来たか!とっつぁんから届いてるぞ!!」
『わ〜い!!ありがとう!勲くん!!!・・・・・・ってなんでみんな揃ってんの???』
何故か局長室には土方も沖田も山崎もいた
その事に首を傾げると、近藤がクイクイと隣の自室を指差した
「折角なんだから着替えて俺らにお披露目してくれるかい?お姫様」
その言葉に、なるほど。と頷きながらまゆこは隊服の入った箱を抱えて隣の近藤の自室に入って行った
「絶対可愛いよ〜♪俺ととっつぁんで考えたんだも〜ん♪」
「オイ近藤さん、俺が言ったのはちゃんとデザインに組み込まれてるんだろうなあ?」
「ん?ちゃんと組み込んだぞ!当たり前じゃないか!!!」
「なんでィ?どんなエロい要望を出したんでィ」
「違げーよ!!!んな事する訳ねェだろ!!???」
「副長はムッツリですからね」
「なんか言ったか山崎・・・・・」
「ッヒっ!!!!!な、何も言ってません!!!!!!!」
隣から聞こえるそんな会話を耳に挟みながらまゆこは服の入った箱を開けた
・・・・・・・何これ・・・・
入っていたのは
カッタ―シャツとベストにスカーフ
そしてプリーツたっぷりのスカート
そうそれだけ
肝心な上着が入ってなかったのだ
『?入れ忘れかな?』
そんな事を思いながら一応あるものだけを着る
シャツに袖を通しスカートを履く
そしてベストを付けるとスカーフを土方や近藤の様に首に巻いて先っぽをベストの中にしまった
あれ?
スカーフがあるって事は、私補佐官なのに隊長格の制服なのかな?
そんな事を思いながらお披露目の為に隣の部屋の襖を開いた
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