大江戸愛情物語(完結)

□第一訓
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その日、少女は浮かれていた
なぜなら今日は少女の16歳の誕生日
16歳になった暁には、ある約束がされていたのだ




意気揚々と心弾ませ足早に進む廊下




此処は武装警察真選組の住まう屯所




少女の向かう先は、真選組局長近藤の部屋






『おはようございま〜す!!!!!!』




ガラッと威勢よく襖を開くとそこにはトップ3と監察の姿
近藤、土方、沖田、山崎だ

4人は少女の姿を見るとニコリとほほ笑みながら


「16歳の誕生日おめでとう!」


とそれぞれ口にした




それに満面の笑みを浮かべると、少女は近藤の隣へ座る



『ありがとうございます!私もやっと16歳ですよ〜!ねェねェ約束覚えてる!!??』



グイグイと隊服の袖を引っ張りながら近藤に詰め寄る
それに少し困ったように笑うと「覚えてるよ」と言って近藤は少女の頭をグリグリと撫でた





「さて、まゆこ。16歳になったら入隊・・・と言う約束だがな、君の所属する隊は


























ありません!!!!!!」





『・・え・・・ええええええェェェェェェェェェェ!!!!!!!!!!??????????』



「ええェェェ!!??じゃないの!やっぱダメ!危ないでしょ!?今まで通り、俺とトシのデスクワークの補佐をして下さい!!」



『あり得ないィィィィィ!!!!!嘘つき!!!嘘つきゴリラ!!!なんで!?約束したじゃん!!!16歳になったら正式に入隊させてくれるって!!!』



「だって危ないんだよ!?もしまゆこに何かあったらお父さん倒れちゃう!!!」



『そのまま倒れて死ね!!!!ねェ、トシくん!!どうしてもダメなの!!??』


「あぁ、散々俺と近藤さんで話しあった結果だ、俺らの仕事は刀を振りまわすんだぞ?へたすりゃ死んじまう、そんな仕事まゆこにさせれるか」



『トシくんもマヨ鼻につめて死ね。そーちゃん?そーちゃんは私が入隊するの賛成だよね???ね???』


「まゆこが俺専用の雌豚になって『お前も死ね、ドS。・・・・・退〜・・退は私が入隊するの反対しないよね?退は優しいもんね?ね?』



「・・・・・その目止めてくれない?なんと言われようが局長と副長が決めた事なんだから仕方ないよ」



『っうぅ〜・・・・退も地味のまま死ね。餅を喉に詰まらせるとか地味な死にかたで死ね』



「何それェェェ!!??地味地味酷くないィィィィィ!!!????」





男4人に入隊を反対された少女は目を涙目にして4人を睨みつけた
その姿があまりにも可愛くて男どもは思わず身じろぎする




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