Sword of time-space・時空の刀(完結)

□第1話
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「おうトシ!今日の午後開けとけよ?とっつぁんが新人を連れてくるみてーだからよ」




朝食の席で真選組局長の近藤が話しかける





「おー・・・新人ねぇ。使える奴なのか?ソイツは」




その目の前に座る真選組副長、土方がマヨネーズをブチュブチュと絞り出しながら近藤に尋ねた





「詳しくは聞いてないが・・・なんでも警察庁特別班に属していて将軍の身辺警護をしている奴らしいぞ?」



その言葉に同席していた真選組一番隊隊長の沖田が食い付いた



「思いっきり俺らの上司に当たる人間じゃねぇですかィ。なんでまた真選組なんかに入隊させるんですかねィ?」



「さァそれは分からんが、とっつぁん曰く零番隊をつくって部下も数人連れてくるとか言ってたな?」




「ッチ。今まで上司だった人間が俺らの部下になるのかよ・・やりづれえったらねぇな」




苦々しく土方は舌打をするとマヨ飯を一気にかっこんだ




「本当吐き気がしやすね・・・・・その犬の餌」



「お前は何の話をしてんだよ?」



「土方コノヤローの餌の話ですよねィ?」



「総悟、あとで切腹な」



「土方、その前に打ち首な」



「何でだよォォ!!??今すぐぶった斬るぞ、コラ!!」



「あのさ・・・話し聞く気あんのか?2人とも」




目の前で始まった喧嘩に近藤が困ったように首を項垂れた








今日、松平片栗虎が連れてくる新人隊士
その人物によって
真選組に嵐が吹き起こるなど
誰が想像できただろうか?







その者は刀を腰に差し
コルト・ガバメントM1911の拳銃を2丁ショルダーホルスターに差し
真選組隊服に身を包み
屯所へと足を進めていた





嵐が巻き起こる




穏やかな日だまりの中静かに嵐は選選組へと向かっていた







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