・2 (完結)

□番外編〜お餅を食べましょう〜
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「ほーら名無しさんちゃんお餅が焼けたぞ〜!」





囲炉裏でぷく―っと膨れ上がったおもちを名無しさんの皿へ移す近藤





『わーありがとうございます♪』


ちょんちょんとキナコを付けてかぶりついた


『あひっ!!あちちちちっ!!』


「ハハハハハ!あんまり慌てて食べると喉に詰まるぞー?」



『ん〜♪でもとっても美味しいです〜♪ちなみに局長はなに焼いてるんですか?』



「ん?俺か?俺はバナナを焼いてます!」


『あぁ、ゴリラですからね』


「うん!そう・・・・って違うからねぇェぇ!!?昨日TVでやってて美味しそうだったからァァ!!」


『分かってますよ?局長、皆まで言わなくても』


「何その悟ったような目は!?本当にたまたま・・・・」


「つーか、俺の餅焦げそーなんだけど、いい加減取ってくれるか?近藤さん」


「お!悪いなトシ、忘れてた」





ほいっと土方の皿にもおもちがのっかる
それに餅が埋まるぐらいのマヨネーズがかける






『うわァー新年早々初マヨみましたぁ〜・・・』


「あ?良いじゃねーか。初マヨってなんか良い響きだな」


『貴方の頭ん中はいつでもマヨの事しかないじゃないですか』


「あ゛!?俺だって他に色々だなァ・・・」


「卑猥な事考えてるんですよねィ?ムッツリ土方」






スパンと襖が開き沖田が入ってくる






「何だと総悟ォォォ!!!新年早々喧嘩売ってくるんじゃねぇ!!!」


「そうだぞ?今日ぐらいは喧嘩なしで仲良くいこうじゃないか!」


「この世に土方はびこる限りそりゃー無理な話ですぜィ」


「俺はびこってんのォォォォォ!!??」


『うわっ!っちょっと!土方さんのマヨネーズが私のキナコに飛んで来ましたぁ!!どう落とし前付けてくれるんですかァ!!??』


「お前はどこぞのチンピラかァァァァ!?」


「最悪ですねィ?キナコにマヨなんてとんでもねぇ殺人料理でさァ」


「オイコラ、マヨネーズ馬鹿にするんじゃねぇ!!マヨネーズは何にでも合うオールマイティーアイテムなんだよ!!」


「・・・なんですかィそりゃ」


「まァまぁ、バナナがオールマイティーアイテムと分かったとこで、熱燗で一杯やらんか?」


「「誰がバナナの話をしとるかァァァァ!!!!」」


「やっ!ごめんなさい!!殴らないでっ・・・ぐぼっ!!」



『はァ〜・・・なんでお餅食べるだけでこんなに疲れるんですかねι』






名無しさんはユラリと立ち上がると、改造を加えたバズーカを取り出した
そして標準を3人に合わせると・・・





『新年早々ギャーギャーギャーギャー煩いんですけどォォォォ!!!!!!!!』






-----------ドゴォォォォォん!!!!!!





「「「うおわァァァ!!!!!」」」






とバズーカを発射した
そこから出たのは爆薬ではなく"とりもち"

見事3人まとめでとりもちの餌食になり一日仲良くくっ付いていましたとさ








「ねぇねぇ名無しさんちゃん、局長室のあの塊なに?」
『少しでも仲良くしてもらおうと思いまして』
「逆効果じゃない?ι副長と隊長めっさ喧嘩してたけど」
『あー・・・やっぱりですかι』





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