SHoRT
□読書の邪魔はいけません。
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読書の邪魔はいけません。「リンゴっ!今日という今日は逃がさねェぞっっ!!」
「そう言って、いつも逃げられてんじゃんっ!バカエースっっ!!」
「んだとっ!?このアマっっ!!」
「悔しかったら捕まえてみなーっ!」
甲板では今日も、エースとリンゴが騒いでいる。
理由は本当に些細なものなので、誰もわざわざ聞こうとはしないし、全く知りたいとも思わない。
その位頻繁に起きている二人の騒動は、既に日常と化しており、周りに居る隊長達は完全無視。
隊員達は全員揃って苦笑し、白ひげは愉快そうに酒をガブリガブリと飲んでいた。
いつもであれば、白ひげ海賊団でも一二を争う程の俊足であるリンゴがエースから逃げ仰せて、寝たり食べたりしたエースが機嫌を良くするまで隠れて終了する。
…が、今日はどうやら違ったらしい。
「お前ェ等、うるせェよいっっ!!」今日は運悪く、いつもなら部屋に居る筈のマルコが、甲板にて真剣に読書中だったのです。
勿論、二人並んでマルコの前に正座。
みっちり三時間、説教されましたとさ。
めでたし、めでたし。fin.
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