TRiP
□私の日常
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さて、掃除か。
取り敢えず洗濯物しまって、置きっ放しだったものをしまって。
大好きな漫画や小説やCD達を並べて。
大好きなロックをBGMに、私は無駄にノリノリになりながら、適当に掃除して満足する。
あぁ、何しようか。
何もする事が無いなら、寝よう。
毎日毎日半日働いて、昼だったり夜だったりとシフトも不規則で、肉体的にも精神的にも疲れてるんだし。
折角の休みなんだ、惰性に過ごそうじゃないか。
明日やろうは馬鹿野郎なんて、昔何かのドラマで流行ったが。
そんなの理想論でしょ?
明日出来る事は明日やれば良いじゃないか。
毎日が無気力で。
毎日が憂鬱で。
いっその事、友人みたいに二次元に生きてみようかと本気で思っていた、そんな時。
その男と出逢ったんだ。
いや、出逢ったというよりは、出遭ったという表現がピッタリだろう。
奴との初対面は、何かの災害に遭ったとしか思えなかったから。