TaLe

□CLaP 9
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※拍手御礼文
※新年明けましておめでとうございます!&エース誕生日企画
※恋愛要素無し
※エース中心のヒロイン視点
※ヒロインは白ひげ海賊団の新入りです。家族に仲間入りした気分でお読み下さい。















「「「「「ハッピーニューイヤー!!!!」」」」」





つい先程、去年も終わって今年が始まった。


全員でアルコールの入ったジョッキを掲げて、大きく歓声をあげながら乾杯をすれば。

少し遠くからグララララッと親父の笑い声が聞こえてくる。


思わず親父の方を見やれば、親父の右足付近には何やら照れるエース隊長がいて、反対の左足付近にはマルコ隊長とサッチ隊長が楽しげに笑っていた。



あぁ、そう言えば…と、私は傍にあったデカい骨付き肉を持って、エース隊長の元へ向かった。


其方に近付けば近付く程、やはりその喧騒の理由は私の予想と一緒だった様で。

自然と私の足取りも軽くなる。



「エース隊長!」

「ん?お前ェは確か俺んトコの…。」

「はいっ!ニ番隊の新入りっス!」

「おー!ちゃんと飲んでっか?」



ニカッと雀斑を散らした頬を上げて笑うエース隊長に、私は大きく頷いてから、手に持つ骨付き肉をエース隊長の前に差し出す。



「誕生日おめでとうございます!エース隊長!!」

「うォッっ!!?」

「その辺にあった肉ですんません!」

「いいい、いや…あ、と…。」



驚き戸惑うエース隊長の様子が珍しくて、思わず笑ってしまうとエース隊長は困った様にテンガロンハットを直していた。


そんなエース隊長を見て、笑いながら私はエース隊長の目の前で高くジョッキを掲げる。

それを見た隣にいるマルコ隊長とサッチ隊長も、私と同じ様にして高くジョッキを掲げる。



そして、私は声を張り上げた。





「エース隊長が生まれてきてくれた事に!乾杯!!!!」

「「「「「かんぱーいっっっっっ!!!!」」」」」





後ろからの大歓声に驚いて振り向くと、其処には満面の笑みを浮かべた全員が、此方にジョッキを向けて高く掲げていた。


別に自分が祝われた訳ではないのだが、それが嬉しくて私はニンマリと笑う。

そうすれば親父さんも、盛大にグララララッと笑い出した。










深く被り直した
テンガロンハットの下で
輝く何かを私は見た











同じ世界で

君が生まれてきた奇跡と

君と出逢えた奇跡と

君と年を越せる喜びに

盛大な祝福を











fin.










A HAPPY NEW YEAR!!!!in 2012

今年も幻想の蒼を宜しくお願いします!!!!!!!!



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