☆魔法 長編☆

□助手のミラクル
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我輩の、まぁ・・・左隣に闇魔術防衛の教授。いや、教師か?が紹介された。
我輩は、仕方なく・・・仕方なくだぞ?
拍手をしたんだ。


内心、校長が目の前にある階段で転べばいいと我輩は思っていた。


「新しい教授の紹介が終わったところで、次はある教授の助手を紹介しよう。」


入りなさい。と校長が言うのと同時に。

ゆっくりと、ドアが開いた。

















キィーーー・・・。

パタン。



名無しさんじゃないか!!
だとしたらまずい!!

絶対・・・いや必ず転ぶ!








スタスタスタスタ・・・。

スタスタ・・。

「!!ッキャ」





ガタッッ!!
我輩は、勢いよく席を立った。

スリザリンのほうでは、彼女の弟。
ドラコが席を立っているが・・・




ここは、私のターンだ!



周りの目なんか気にしてられない。
もっとも、ドラコの目が飛び出す勢いで我輩を睨んでいるが。

知らん!

今は、彼女が優先だ!

我輩は、急いで駆けつけた。
そして、やさしく横抱きにした。











「・・・!ありがとうございます。」


「あぁ、無事でよかった。Ms名無しさん。」

そっと、床に名無しさんをおろした。

周りの奴は・・・・。
あれだ、名無しさんが可愛い、と言うよりは守りたくなるような奴だから、顔を赤くしてうつむいてる。

「相変わらずだな。」

「え?なにがですか?」

「いや、いろいろとだ。」

そう、いろいろと。



「これこれ!長話する前に、自己紹介じゃよ。」


今、気がついた。
まだ、自己紹介してないじゃないか。

「Ms名無しさん。前に、いきたまえ。」

我輩が、名無しさんに言うと。
名無しさんは、急いで教師がいる一番前の席に向かった。

我輩も、そのあとを追うように席に向かった。
どうやら、ドラコはとっくに席についている様子だ。
なにやら、質問攻めにあっているがな。






















名無しさんは前に立ち、



「名無しさん・マルフォイです。えっと・・・よろしくね、皆。」



((マルフォイ!!・・・まさか))



「皆、知っているとは思うけど・・・。私は、ドラコ・マルフォイの姉です!」


((やっぱりぃいいい!なんか、スリザリンのドラコの所だけ、輝いてるもん!!))

「・・・?あ!そうそう。わたし、魔法薬学教授の助手でもあります!!」


((アホ毛立ってる、しかもドジのあなたが大丈夫ですか?))



ドラコは、周りにいる子達に姉の自慢話をしていました。


「僕の姉様は、素晴らしいんだ!なんてったって、料理は出来るし、勉強も出来るし、可愛いし!守ってあげたくなるし!卒業する前はスリザリンだったし!____」


などと、お・・・お前、まさか。
と疑いたくもなる話ばかりをしていたのだ。


















時がたち、夕食後。←管理人が省いた。



やっぱり、名無しさんはつかまっていた。



「姉様!会いたかったです!!」



ドラコは、名無しさんに抱きついた。


「あれ?あったばっかりだよ?」

「変わりませんね、姉様。」

「それ、セブにも言われたのにぃ!」

今だに、身長が弟よりも小さい、名無しさんは必然的に上目遣いになっていた。

「ッ!!・・・やっぱり、先生と言わないと駄目ですか?」

「うん!先生って呼んでね!」

「そうですか。」

「じゃあ、おやすみ。ドラコ!」

「はい、おやすみなさい。姉様。」

ドラコは、自分の寮に帰って言った。
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