∞×Y

□小悪魔小動物
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「なぁなぁ章大」



こんな可愛い声で縋り付いてきたのは

やすくんっていう
私の彼氏


いつも可愛いくて
私は勝手にペットだと思っている


「やすくん撫で撫で」
「んぅ、くすぐったいからやめてー」


相変わらず可愛すぎる

僕がやすくんを喰いたいくらいなんだぞ




「ねね、やすくん」
「何?」
「いつも撫で撫でしてるじゃん?」
「僕にやろ?」
「うん」
「そんで?」
「たまには私にもっ
「章大ちゃん撫で撫で」




あらやだやすくん
まだ章大ちゃんは
最後まで言ってませんよ



「何でわかったの?」
「章大の彼氏やから」



やすくんはそういったっきり
私が

「もういいよ?ありがとう」

と言うまで
撫でてくれた



「章大可愛い」
「何言ってんのさ、やすくんの方が可愛いよ」
「えー、ちゃうやろー」
「ちゃうくないよ」
「あ、せや」




可愛いのなすり付け合いが
終わったとたん
思い出したかの様に
話出すやすくん




「どした?」

「章大って僕ん事"やすくん"って呼ぶやんな?」

「そうだねぇ。」

「"章大"って呼んでみ?」

「はぃ?!」


いきなり積極的な事言い出すから声裏返っちゃったよ

「ええから、はよ」
「しっ、しょぅ…」

「何?聞こえへん」
「…………しょうた…」


「呼ぶ気あるん?もっと聞こえるように呼んで」




え、
まさかのブラック安田の
スイッチ入っちゃった??


「章大!」


「良く出来ました^^」


ブラック安田が本領発揮したら困るので
私は思いっ切り章大って言った

そしたら満面の笑みで
返された
(セーフだ…)





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