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王子様とカエル6





「カエル、カエル」

「なに?王子様」

「僕の城に来ないかい?」

「えっ!遊びに行ってもいいの?」

「そうさ、僕の城で一緒にご飯を食べよう。」

「ご飯?やった!」

「そうしたらふたりで遊んで、疲れたらお茶を飲もう。」

「わあ、楽しみだなぁ!」

「その後は面倒くさいけど仕事をしなきゃならないんだ。」

「お仕事?大変だね…」

「でもカエルがそばにいてくれたら、頑張れると思うんだ。」

「ホント!?僕王子様の役に立てる?すごいすごい!」

「仕事が終わったらまたご飯を食べて、一緒にお風呂に入ろう。」

「いいの!?お城のお風呂なんて入った事ないよ!」

「そうしたら一緒のベッドに入って眠るまでおはなしをしよう。」

「わあ!とっても楽しそう!」

「僕もとっても楽しいと思うよ、カエルと一緒にいられるからね。」

「僕も!僕も王子様と一緒にいられるからとっても楽しいと思うよ!」

「楽しすぎて寝坊しちゃうかも。そうしたらここへ君に会いに行く時間がなくなっちゃうな。」

「なに言ってるの王子様?僕は王子様と一緒にいるんでしょ?なんでここへくるの?」

「そうだったね、君は僕と一緒にいるんだったね…ずっと。」

「うん!わあ楽しみだなぁ!いつ?いつ行ってもいいの?」

「じゃあ今度迎えにくるよ。準備しておいてね。」

「わかったよ王子様!はやく迎えに来てね?またね〜!」


「……うふふふふふ」




 






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