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□嫉妬*
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『ますたー…?』

『すー…すー…』

そっとますたーを呼ぶ、だが返ってくるのは規則正しい寝息だった。
チャンスかなって思った私はベッドに近寄る

『すー…すー…』

『クス…ますたー…かわいい』

ゆっくりと起こさないように口付けをする。

『ん…ぅ……れ…ん……』

出てきた言葉はレンの名前だった…
違う…私はリンだもん…レンなんかじゃないもん…
むかついて少し荒々しくますたーに口付ける。

『っ……ん……っ!?』

荒々しく口付けをしたせいかますたーはびっくりして起きた。
それと同時に口が少し開いたその隙に自分の舌をねじ込む。

『ん…っ…ふぁっ//』

逃げるますたーの舌を絡め取る。
長らく絡めていると苦しくなったらしいますたーは私の体を押し返す。

『はぁ……はぁ…』

『ますたーかわいい』

たまらずますたーを抱きしめた。

『ど、どうして…っ』

『…レンはずるい……リンだって…ますたー大好きなのに…』

私の言葉を聞いたますたーはとても驚いていた。
まぁ…そうだよ…
だって私いってないもん…

『…リン……ごめんね…?』

いつも優しいますたー…
いつもみんなを考えてくれて
みんなを優先にして
くれる…
だけど私はますたーじゃなく、レンが許せなかった

『やだ』

『って…言われてもな……』

ますたーが困るのはわかってる…
でもますたーを独り占めしたレンがゆるせない…
だったらますたーを奪えばいい
そう考えて今にも至る。

『…好き』

想いが溢れ出る…ますたーが大好き
レンに負けないくらいに

『………』

沈黙が続き、耐えきれなくなった私はますたーを押さえつける。

『ちょっ…リンっ!』

『なぁに?ますたー』

制しようと頑張るますたー。
でも私はパワータイプだから、ますたーの力が私に及ぶことはない

『やめようよ』

『やだっ』

『なんで即答!?』

まだ止めようとするけど、それが鬱陶しくて無理やり口付ける。

『んっ…ふ…リっ…』

『少し黙って……レンがきちゃう…』

『とっくにいるけどな』

扉の側にはレンが立っていた。
ますたーはホッとしたようにみえる。

『…レン…いつから…』

『好きって辺りかな』

レンは表情を変えずにいう。
それがとても怖い…だけどそんなので負けてられない。

『…レン…私は平気だから戻って』

『押し倒されてそれがいえるのか?』

『…っ…』

『な
によ…レンばっかますたーを独占するからじゃんか…』

『俺はちゃんと告白したぞ』

それでも許せない…
わかってる…これは嫉妬なんだって…
私はレンに嫉妬している
ますたーが私に振り向いてくれないからって…

『それで何かを言われる筋合いはないな』
『………』

何も言えなかった…まぁ…当たり前なんだけど…
それでも…それでもますたーが欲しかった。

『リンはなんなの?…何がしたいんだよ』
『レンっ…リンは何も悪くないからっ』

必死に庇ってくれるますたー…
だけどレンには通用しないよ。

『…レンはそこで見てればいい』

そんな言葉を吐き捨てた私はますたーの身体を弄る

『やっ…リン…だめっ…』

『………』

レンはずっと立ってみている…
何…何もしないの…?
胸も触り、下も触りと…いけないことシているのに…レンはなにもしてこない…

『っ…あっ…レン、みな…いでぇ///』

その時、私はピンときた。
レンがずっとなにもしないのを
レンは待っているんだ…ますたーが助けを求めるのを……

『やだね』

『レンは…悪趣味だね』

『リンに言われたくねぇな』

ますたーをせめながら、レンと会話をする

『ひぁっ
…やぁ…んっ』

甘い声を出すますたー
私は興奮して自分も濡れてるのがわかる

ぐちゅ ぐちゅ と響き渡る卑猥な音。
きっとレンも興奮しているだろうと思う
だって好きな人がこんなにも乱れているんだもの…興奮しないわけがない

『ほら…ますたー』

『…っ…んあぁっ…も、だめぇっ///』

ビクビクと体を震わせるますたー
あぁ…イったんだなって思った
イった余韻なのか先ほどより窒内がぐちゃ ぐちゃ と余計に濡れていた

『ますたーイったの……?』

『…っ…//』

カァーッと顔を赤くする
その顔はとてもかわいらしく、私は思わずますたーを抱き締めようとする
だがそれはレンによって阻まれた

『…何よ』

『もう満足しただろ?』

ますたーのイった姿で?
それだけじゃ足りない?もっとますたーを知りたい、もっと触れたい
そして…私はますたーに触ってもらいたい……

『…まだ…』

『お前はこれ以上桜香に何を求める?』

『…ますたーの全て』

レンはため息をついた。わかってる。
ますたーのすべてを私のモノにできないとゆうことが

『リン…ごめんね…ごめんね』

謝るますたーに私を見るレン
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