Duty デューティ

□6話 夢
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 彼らの家に住むと決めたものの、「今日から」というわけにはいかない。
あっちの準備や…いや、あっちはあのまま受け入れてくるかもしれないが、私自身は準備をしなければならない。

教科書、ノート、洋服、思い出の品。
…やはり思い出の品は邪魔になってしまうだろうか。

 夜遅くまで考えたものの、一向に荷物は減らず、仕方なく土曜日である明日に持ち越すことにした。
いつも通り電気を消し、布団に入った。

 そこまではよかったのだ。
何も変わったことなどなかったのだ…。
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