文
□田舎者の鎮魂歌
1ﾍﾟｰｼﾞ/6ﾍﾟｰｼﾞ
いつき:ｵﾗ､都会さ行ぎで!(訳:私､都会に行きたいですわ!)
農民A:何言っでらった､いつぎﾁﾞｬﾝ!(何を言っているんだいつきﾁｬﾝ!)
農民B:都会だっけｵｲがたどご､食いﾓﾝさしでらったど!?(都会は私達の事を､食い物にしているのですよ!?)
農民C:んだんだ!悪ぃごど言わね､やめどげやめどげ!(そうです!悪い事は言いません､やめておきなさい!)
いつき:ｵﾒがたがそんたごと言っだって､ｵﾗは決めだった!都会さ行ぐったぁーーっ!!(ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ…)(ｱﾅﾀ達がそのような事を仰っても､私は決めたのです!都会に行きますわ!!)
農民達:いつぎぢゃあぁぁーーんっ!!!
───んで､
政宗:…………｡
いつき:…皆そう言っで聞がねがら､こさ相談すに来たっだ｡(皆さんそう仰って聞かないものですから､こちらに相談しに来ましたの)
政宗:あいー､ｵﾒまだしゃぁ…｡んで､ｵﾒｪ都会さ行って何してぇんずや?（まったくｱﾅﾀと言う人は…｡それで､ｱﾅﾀは都会に行って何をしたいんですの?）
いつき:ｵﾗ､東京さ行ってべごっこ飼わった!!(私､東京へ行って牛を飼うのですわ!!)
政宗:なんだｵﾒ､その某演歌歌手みでんた思考は!?(なんですのｱﾅﾀ､その某演歌歌手のような思考は!?)
いつき:そんたの冗談に決まってらべしゃ!ｵﾗ､本当は倖田○未みでんた色っぺぇ歌手さなりてった!(そんなもの冗談に決まっているではありませんか!本当は私､倖田○未のようなｾｸｼｰな歌手になりたいのです!)
政宗:…ｵﾒ､鏡見だごどあっか?(…ｱﾅﾀ､鏡を見たことがありまして?)
いつき:なんだｵﾒ!ｵﾗのごどﾊﾞｶﾞにしてらったが!?(何ですって､ｱﾅﾀ!私の事を馬鹿にしているのですか!?)
政宗:だってｵﾒ…その体形だば､どう考えたって無理…(だってｱﾅﾀ…そのような体形ではどう考えても無理…)
いつき:あﾞぁﾞ〜っしゃしねしゃしねっ!もいっ!何言われだってｵﾗは都会さ行くだ!!(あﾞぁﾞ〜もう､うるさいうるさい!もうよろしい!何と言われようと私都会へ行きますわ!!)
政宗:いﾞーっ!このｺﾞﾝﾀｺﾞﾝﾀ!!ｵﾒまだしぃしびじぎねぇ童だごど!(ｷｰｯ!このｱﾎんだら!!ｱﾅﾀは本当にﾀﾞﾒな子供ですわね!)
いつき:なすてっ!ずぶんの夢さむがっで進んで行ぐのがなすて悪ぃった?!(なぜです!自分の夢に向って進んで行くのがなぜ悪いのですか?!)