夢小説二

□伽羅
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「…ん、んぅ…」

耳の中まで入れられた舌が蛇のように蠢き、くちゅくちゅ…という濡れ音が鼓膜を通して脳まで響くようだ。
紅い痕を残しながら、千景さんの唇が首筋から鎖骨、腋窩、脇腹、臍、臍下…と、下方へ移ってゆく…。
熱い舌が妖しく蠢く度、私の身体は戦き、ビクビクと震えた。

「…あっ…だ、だめ…ッ……ん!」

千景さんの頭が私の恥ずかしい場所に埋まり、脚を肩に抱えるようにすると、脚の付け根へと舌を這わせた。
チロチロ…と舌先で遊ぶように愛撫を繰り返し、茂みの奥に隠された秘花へと触れる。

「…綺麗にしてやったばかりだというのに、もうこんなに濡らしているのか…」

千景さんがわざと私に聞かせるように、蜜壺から溢れでる愛蜜に指を絡ませ、ぐちゅぐちゅ…と卑猥な水音を鳴らした。
入り口を指で開きながら舌を挿し入れられ、その擽ったいような刺激に腰がゆるゆると動いてしまう。

「……ふ…、指だけでは足らぬか…」

「…あ…、ちが……っ…ん!」

急に蜜壺に長い指を挿し入れられた刺激に、私の身体はビクンと跳ねた。

「…こんなに蜜を滴らせながら、俺に腰を擦り付けて…。
 うぶな女かと思っていたが、……とんだ淫乱だな…」

「…あ…あぁ…っ…!」

私の気持ちいいところを刺激するように中に入れた指を抉られると、目が眩むほどの快感が押し寄せてきて、小刻みに全身が震えてしまう。
脚の爪先まで張り詰め、達しそうになると、突然指が引き抜かれた。

「…んぅ…」

急に現実に引き戻された感覚に、私は眉を寄せて、うっすらと開いた眼で千景さんを見詰めた。

「――――――どうして欲しい…?」

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