双子の誠
□大阪相撲
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6月
京はじめじめした生暖かい風が吹いていた。
壬生浪士組は土方の怒り声で始まった………。
土方「風ゥゥ!総司ィィ!そこに直れェェェ!!」
沖田「嫌ですよ〜風さん!お願いします!」
風「解った……まきびし!!」
風は沖田に言われ懐からアザミを取り出すと廊下に撒いた。
そして土方はアザミを素足で踏み、半泣きになりながらも沖田と風を追い掛けている。
水は洗濯を干しながらその風景を微笑ましく見ていた。
屯所は軽く和んでいた。
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