双子の誠
□第一回風を起こすのは誰だ
3ﾍﾟｰｼﾞ/5ﾍﾟｰｼﾞ
沖田を送り出した後、前方からｺﾞﾘﾗが歩いてきた、そうｺﾞﾘﾗが。
前方のｺﾞﾘﾗは土方に気が付き「歳ぃぃ」と叫びながら速足でと言うかﾄﾞｽﾄﾞｽと走ってきた。
土方は前方のｺﾞﾘﾗに「近藤さん」と呼び掛けた。
そう、前方のｺﾞﾘﾗは【近藤勇《ｺﾝﾄﾞｳ ｲｻﾐ》】この壬生浪士組の局長である。
ついでに顔はあれだが綺麗で優しい奥さんと可愛らしい娘さんがいる。水は近藤に気が付き「はっ！」と思い言葉を発した。
水「あｯ！近藤局長、お仕事は終わったんですか！？」
近藤はそれを聞き嬉しそうに
近藤「ああ！！あれね、佐之に任せた」
土方と水は頭を抱えながら心の中で（原田〔さん〕扱いひでぇな〔酷いんやけど〕）
近藤はまだ嬉しそうにして言葉を繋げた。
近藤「いやぁ〜松平様も自分の仕事ほっといて甘味にはまってるから甘味処に行くなんて非道だよなぁ歳」
水「えぇ！？あの人京都守護職のお偉いさんですよねｪｯ！！何で近藤局長に仕事押し付けてんのぉぉ！？何か最近壬生浪士組の仕事増えたと思っとったらあの人が元凶なんだぁ！おかしいやん！それ絶対おかしいやんけ！！」
またもや水のﾂｯｺﾐが炸裂した。