夢小説
□優しい?厳しい?
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戦国/小十郎/ほのぼの
現在、私は小十郎の畑にいる
小十郎は畑の土いじり(?)中・・・
本当にこの人が野菜を作っているなんて
こんな怖い顔の人がだよ!!!
最初はびっくりした・・・
けど今はもう慣れたw
「…小十郎ってさぁ」
「あぁ」
「なんで野菜を作ってるの?」
「なんでだろうな。」
「ムッ…まーた受け流した!」
「なまえ。それ聞くの何回目だ…。」
えっと…この間聞いたのが10回で
一昨日聞いたのが6回、今日の朝聞いたのが…
「何回だろーね?」
「……はぁ」
とうとうため息ついちゃたよ小十郎♪
ため息すると幸せがどっかにいっちゃうのにねぇ〜♪(慶次が言ってた)
「じゃあ…
なまえは
いつも土の上で寝てるんだ?
「だって、心地いいから!」
「着てるもんが汚くなるだろうが…洗う者のことをちょっとは考えろ。」
ぶーぶーっとなまえは口を尖らせた。
あーあ小十郎また土いじりに入っちゃった
つまんないなー…
眠気がなまえにおそった
30分後…
「さて、帰るか…って寝ていやがる。」
「スゥ…ゥー…」
「(政宗様といいなまえといい世話がかかるな…)」
はぁ…また小十郎はため息をついた
「オイ。帰るから起きろ」
「…ん?こじゅうろ…土いじり終わったの?」
「ああ…政宗様が心配だ。帰るぞ。」
「……!!(いいこと思いついた)」
なんかニヤニヤしてきた☆
「小十郎!久しぶりにおんぶして!!」
「…なまえはまだ子供か?」
「おーねーがーいーー!!!!」
「…しょうがねぇな」
自分のほうに大きな背中を向けてきた
「やったぁ♪」
意外と小十郎は優しいと私は思うんだ!
その大きな背中に駆け寄り、乗っかった。
「また、少し軽くなったか?」
「うっそ〜逆だと思うけど?」
「そうだな…最近たくさん食うからな。」
「うん!!小十郎の野菜が美味しいんだもん♪」
「それは有り難いな」
フッと小十郎は小さな笑みをこぼした。
「小十郎の背中あったかい…落ち着くなぁ…」
「……」
「……スゥ…スー」
寝息がまた聞こえてくる
「寝たか…」
また小十郎は小さく笑った
優しい?
厳しい?
(私は彼はどっちもだと思った)
2011・1・30 空闇