運狂

□04
1ページ/7ページ


こんにちわ藤岡唯希です


えー…前回は、襲われそうになっていた可愛いショタを助けていたら


後ろから敵が刀を持って切ろうとされた時にものすごいスピードで


そいつ倒してしまった893さんがいます


思わず叫んじゃったけど、大丈夫かな?

うん。


きっと893さんの顔が怖いから絶対に大丈夫じゃないね!!


わー!わー!


本物がいるよ。ヤバい興奮してキタ


黙っていた相手が沈黙を破った





「おい。娘…」

「へ…わわ私ですか?!」

「今、この場にいるのは俺とお前だけだ。」

「あー。あの人たちは家に帰っちゃったですものねぇ…」




はぁ…と唯希はため息が出てきた。


けれど、こんな時にでも悪戯(変なこと)を考えてしまう私だから実行したいと思う



ひとつ、本当にここはBASARAの世界なのか?
意外と顔が似ているだけで


「太郎です。」

とかなっちゃう場合もあるから



この893さんの名前を聞こう!





「あのーすみません…」

「あァ、なんだ?」




やべぇって脇汗ちよー出てくる…

聞いてくる時の顔だけで怖いって!!

唯希は怖さを勇気に変え、思いっきり言ってみた




「お、お名前を聞いてもいいでしょうか?」




この言葉に少し間を置き男は言った。




「なぜ、名前を聞くんだ?」




うっわ…
質問からの質問返しですか893さん。




「BASARAの本物キャラかもしれないから☆」




なんて言えねぇーーー!!!!




「えっと…そう!あなたが私の知っている人に似ているから!!」

「…本当か?」




疑い持ちすぎだこの強面め……
そろそろこの私でもキレちゃうぞっ!←




「そ、それに!助けて下さった方の名前を知っておきたいですし……」


唯希は最後諦めたように声がどんどん小さくなっていった。


はぁ…もういいよ!!
固く何も教えてくれなかったr



「片倉小十郎だ。」
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ