Hana Kimi in Calfornia

□1話 〜 再会
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瑞希 視点

あ〜楽しみ!

だって、桜咲学園の皆がカルフォルニアに来るんだもん!

梅田先生以外は私がまだ学校にいてこれないと思ってるんだから。余計楽しみ♪

2年くらい前・・・ 私は佐野泉を追いかけて、桜咲学園に男として潜り込んだ。結局は皆にバレちゃって、学園を卒業したんだけど・・・

みんなはまだ友達として接してくれる。ひとつ違うのは・・・ 佐野泉。

私の・・・こ、恋人。

泉に会うのがすごくすごく楽しみ。

もう一年半くらい会ってない。充電が必要なのかな、私。

あ!いい事思いついちゃった!

どうせ驚かすなら・・・ね?

思いっきり驚かさなきゃ!


普通 視点

一方佐野は・・・



ぐっすりv(笑)

もちろん隣は中津で、二人で同じような夢を見てた。

もちろん、瑞希とラブラブしてる夢。
まあ、残念ながら、中津の場合それは不可能なんだけど・・・

『間もなく、カルフォルニア空港に着陸いたします。シートベルトをしっかりお閉めください。・・・本日はJALをご利用いただき、まことにありがとうございます。』

と言うアナウンスを聞いて、ふたりは跳ね起きた。

セキュリティーを超えた後、桜咲学園の集団は・・・

凝視されていた。まあ、無理もない。100人くらいのイケメンの集団が急にゲートから現れたら見ない人はいないだろう。

梅田は・・・瑞希を探してた。

『アイツ・・・来るっつってたよなあ・・・』

でも、梅田は気付かなかった。瑞希が目の前にいたことを。

桜咲学園のイケメンたちは、一方目の前の金髪の美女の虜・・・というより目の前の金髪の美女に・・・引いてた。(笑)

彼女はどうやらナンパされたらしく、男達に英語で説教を怒鳴り散らしてた。

金髪サラサラストレートの美女、

ブランド物のバッグにサングラス、

しかもスタイルばっちし!

誰もこれが瑞希だと疑いもしなかった・・・
って言うか萱島は最初からオーラでわかってた。

瑞希はナンパ男を撃退した後、
思いっきり、言ってしまった。

『もう、こんな事になるんだったらこんな格好してくるんじゃなかった』

日本語で。ハッキリと。瑞希の声で。

これで佐野が気付かない訳がなかった。



佐野 視点


『もう、こんな事になるんだったらこんな格好してくるんじゃなかった』

それを聞いたとたん。周りは凍りついた。この金髪サラサラストレートが日本人?そうは見えなかったからだ。

俺は・・・この声の主が、瑞希であることに気付いた。会いたくてしょうがなかった人の声。
分からない筈がない。
気がついたら俺は瑞希を・・・

抱きしめていた。

『み・・・瑞希・・・な・・・んで・・・あい・・・会いたかった・・・』

俺は囁いた。



瑞希 視点

口が滑った。ココまできたら隠しようがない。サングラスとウィッグに手をかけようとしたら・・・

泉に抱きしめられていた。

『み・・・瑞希・・・な・・・んで・・・あい・・・会いたかった・・・』

『私も・・・泉・・・あい・・・たかったよ・・・』

って抱きしめ返したら・・・
皆が見てたのに気づいた。

『い、泉!ちょっと!皆見てるよ?は、離して?』

って、ちょっと上目遣いで言ってみたけど、泉は動じる様子がなかった。

『やだ。充電させろ。』

って、逆に甘えられちゃったんだけど・・・
泉vキャワイイv
って、違う!今そういう場合じゃない!
こうなったら・・・

『泉。泉私の家に泊まるんだよ?後で何してもかまわないから、今はちょっと離して?』

しまった。泉はニヤッと笑って、

『ふ〜ん?何でも?ていうか誘ってる?』

『バカ!/////』

その時、私は中津が後ろで叫んでるのに気づいた。



中津 視点

俺は凍った。

あの佐野泉が愛おしそうに

金髪サラサラストレートの美女、

ブランド物のバッグにサングラス、

しかもスタイルばっちし

でもって英語で怒鳴り散らしてる女を抱きしめていた。

そこにいる全員、とにかく、凍った。
気づいたら怒鳴ってた。

『佐野お!!!お前瑞希というものがありながら・・・!』

みんなが『えっ?』って顔して俺を見る。
ヤバい。言っちゃいけなかったんだっけ???

『あんのバカ・・・///』

佐野が言った。




普通 視点

瑞希は赤面しながら学園の皆の前に立つ。

『誰かわかんないの?な・か・つ?』

『『『『『嘘だろ・・・ 芦屋/
瑞希!!???』』』』』

『正・解♪』
瑞希がいたずらっぽくサングラスとウィッグをはずして言った。
『みんな元気してた?』

瑞希はみんなが覚えていた瑞希と違った。髪もけっこう伸び、女の子らしさが満開だった。

難波『芦屋、お前・・・
芦屋瑞希の、双子の妹かなんかじゃねえ? て言うか、俺と遊ばねえ?』
佐野が出る前に瑞希が出た。

(すみましぇん。フォーマットは都合により多少変えさせていただきます。はい。)

瑞希『先輩。私は芦屋瑞希です。双子はいません。後、寝言は寝て言ってくださ    い?それに、先約いますんで。』
といい、佐野を愛おしそうに見た。

『『『『『えええええっ!!』』』』』

中央『お前らって・・・そういう仲?』

佐野『悪いか?』

瑞希『まあ、まあ、泉いいじゃん♪
ちなみに皆私が学校にいなきゃいけないと思ってるみたいだけど、いろいろあって、大丈夫だよ?留学生が来るって言ってあるし、それに3日間学校に通わなかいけないのは知ってるよね?私の家に泊まる7人は私の学校なんだけど?まさか・・・知らなかったの?』

ほぼ全員凍りついた。

中津『おう、瑞希、お前・・・その・・・思ったよりセクシーダイナマイトなんだなあ。   アハハハハ。ハ。ハ。ハ。』

瑞希『中津。セクハラ親父。話そらした。』

中津『う。痛え。瑞希グサってきたなあ・・・』

佐野『(人の彼女をセクシーダイナマイトって呼ぶほうが悪い。)』

梅田『お前ら、ホテルに泊まるんじゃないのは知ってるよな???ホームステイだ。ちなみに7人芦屋の家に泊まることになってる。芦屋、よろしくな。えっと。くれぐれも芦屋を襲わないように。(笑)』
芦屋『えっと、じゃあ7人です。まず、泉、難波先輩、中央一部屋ね。で、関目と   野江一部屋、んで、萱嶋と中津一部屋。』
中央『おい芦屋、俺3人部屋やだ〜』

芦屋『文句は後で聞くから、じゃあ皆またね!』
全員『またな芦屋ー!』

7人は瑞希の家に向かったのだ。もちろん佐野と瑞希は手を繋いで。

中央『あのさあ、芦屋、俺3人部屋イヤなんだけど?』
瑞希『え、あ。いいけど・・・私は・・・めんどいからそっちで話し合っちゃって?』
佐野『俺もどうでもいい。』

中央『本当にいいの?』
中央がニンマリして聞いた。

佐野『別に気にしねえケド。』

中央『じゃあ・・・ゴニョゴニョゴニョって事でいいかな、皆?』
中津『ダメだ!』

中央『はい、いいって事だね?じゃあ、佐野、お前瑞希の部屋に泊まってね?じ   ゃ、何でもいいっつったのはおまえだから♪』
瑞希と佐野はお互いを見て真っ赤になった。瑞希の家に着いたときに兄の静稀に・・・

会ってしまった。

静稀『瑞希?お前なんでこんなやつらと一緒に歩いてるんだ?ていうか手!何で繋いでるんだ?』
瑞希『お兄ちゃんにはカンケーないでしょ!どっちにしろホームステイ許可したのはママ達です!』
静稀『Whatever』

と言い、どっかに行ってしまった・・・

瑞希『ただいま!ママー?パパー?みんなきたよ???』
ママ『あ〜瑞希!はいはい。えっと・・・で?紹介して?』
瑞希『OK。泉は知ってるよね?じゃあみんな自己紹介。』
中津『中津秀一です。将来はプロサッカー選手です!』
萱島『萱島大樹です。キレイなオーラしてますね。』
難波『難波南っす!よろしく!』

野江『野江です!ガンダムスキですか?』

中央『中央千里です!よろしくオネガイします〜♪』
関目『関目京悟です。よろしくお願いします!』
瑞希『えっと、ママ?部屋の設定少し変わったけど、いい?』
ママ『いいわよ?7時に晩ご飯だから、みんな荷物とかちゃんとしてってね?後、    Make yourself at homeね?』
瑞希『っじゃ、いこ?』
8人は各部屋に案内された。

瑞希『えっと、ココ3部屋自由に使ってね?私の部屋隣だから・・・困ったら来ていい   けど、難波先輩はダメです!襲われそうだから!泉、いこ?』

中央『じゃ、夜除きに行くぞ?』

全員『ラジャー!』

一方瑞希の部屋ではふたりは・・・
赤面して気まずかった。
瑞希『えっと。泉、どうしたの???』
佐野『瑞希、おまえ、空港で言ったよな?『後で何してもかまわないから今はちょっと離して〜』って。約束果たしてくれる???』
瑞希『えっあっでも・・・』
佐野『ちなみに瑞希に拒否権ないから。』
瑞希『えっ!じゃ、ちょ、ん、あ・・・ぷはあ・・・』
佐野『スイッチ付けたの瑞希だかんな?』
そして佐野は瑞希に激しいキスをし続け、瑞希がベッドから落っこちた。
ドタン!
後の6人が部屋に来た・・・
中央『おい、どうした?』
瑞希『いたあ・・・ベッドから落っこちた・・・』
難波『おいまさかお前ら・・・』
瑞希『ちがう!ちがうって!』
佐野『瑞希がドジしただけ・・・』
瑞希『そうそう!って・・・今のは泉が・・・』
佐野『俺が何?』
瑞希『バカ!////』
中央『お前ら・・・何してもかまわないからさあ・・・僕の睡眠時間削らないでくれる?』
佐野『はいはい・・・』
中央たちが部屋を去った・・・
佐野『じゃあ、充電♪』
と言い、やっぱりまたキスをし始めた・・・
瑞希『ちょっと!泉!わかったから・・・充電法ちょっと変えてよ!』
佐野『わかったよ・・・じゃあ、瑞希からして…?
瑞希はゆっくり思いをこめて佐野にキスをした・・・
瑞希『あのさあ・・・私も充電させてくれないかな?』
佐野『え・・・いいけど・・・』
そして、瑞希は佐野を抱きしめて少し激しくキスをした・・・
でも・・・運悪くそのタイミングで関目が夕食に呼ぶために突入・・・
関目『佐野〜芦屋〜ごは・・・え?あ、あ、お邪魔しましたあ!!!』
と言い残し、ダッシュで階段を駆け下りてった・・・
難波『関根、どおうした!?』
関目『関目です!ていうか、夕食に呼びに言ったら、佐野と芦屋が・・・キ、キスしてて・・・』
中央『キスくらいでひるんでたら・・・俺らあいつらの隣なんだぞ?眠れないかも・・・』
瑞希『悪かったわねえ!ちなみに明日は海だから!今日はぐっすり寝る予定です!////』
佐野『えっ・・・そうなの?俺空港で誘われたのかと・・・・』
瑞希『バカ!そういうつもりなかったんだって!』
中津『バカップルは置いといて夕食行こうぜー!』
全員『は〜い!』
夕食でも・・・トラブルは続くのであった・・・
〜おまけ〜
瑞希『あのさあ、機嫌直してよ?一週間滞在長いんだから・・・ね?』
佐野『やっぱ誘ってるでしょ?』
瑞希『バカ・・・そうよ・・・悪い?』
佐野『いや?素直じゃないな・・・って思っただけ。*チュ*』
 

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