Short story
□ありがとう
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ねぇ、何でこんなことにならなくちゃいけないんでしょうか?
「あなたは敵です。」
「そんなの俺は認めない。」
嗚呼、あの頃には戻れないのでしょうか?
3人でいたあの頃に。
「あの頃に....戻れねぇのかな?」
あなたも......
「何....言ってるんですか?」
「え?」
「少なくとも、戻れると。私は信じています。」
「ッ....菊.....。」
いいえ.....
「いいえ。戻れるんではなく、
これからまた、作っていくんですよ。
また、会う日まで。
ありがとうございました。」
「菊!!!」
アーサーさん。
私はあなたの敵。なんですよ?
アルフレッドさんに打たれる事位、
分かっていますから。
また会う日まで、
待っていてください。