Short story
□白と黒
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「私はお前が好きだ。」
「私はあなたが嫌いです。」
「なぜ嫌いなんだ?」
「わかりません。」
「なぜなんだ?」
「さぁ?」
「じゃあ、どうしたら分かるんだ?」
「そうですね....
では、あなたは寝ていてください。」
「寝る...?」
「そうです。寝ていてください。
その間、私は何故あなたが嫌いなのか答えを出します。」
「わかった。寝ればいいんだな?」
「ええ。」
「おやすみ。」
「ええ。おやすみなさい。」
「さようなら。
永遠に起きることはないでしょう。
何故なら私は、答えなど知らないから。」