頂&捧
□僕と!
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「…ねぇムッツリーニ、今日泊まりに来ない?」
「ダメだ」
「……僕はムッツリーニに聞いたんだよ?なんで雄二が答えるんだよ」
「今日は俺が誘おうと思ってたんだよ」
俺を無視したままケンカを始める二人…、
俺に決める権利はないのか
あれこれ考えている間にケンカはエスカレートして、今にも取っ組み合いに発展しそうだ
「…譲らないね」
「お前こそ……」
「…くたばれ、雄二ぃぃい!」
シュッ
「「…ッッツ!」」
俺は二人の頸動脈にシャーペンの先を突きつけと二人の動きが止まる
「………お前たちは何についてケンカをしていた?」
「えっと…ムッツリーニをどっちが誘うか…かな?」
「……ならお前たちに決める権限は」
「ありません…よね……」
「……わかってるならケンカするな」
「「す、すみませんでしたっ」」
「………じゃあ今日は俺に付き合え」
「もちろん!」
「……雄二は」
「いくさ、」