短編
□しゃららら☆
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バレンタインもの
『バレンタインキいいぃぃっス!!!』
特にすることもなく名前と政宗は平和に縁側でボンヤリとしていると何を思ったか、突然叫ぶ名前
「な、なんだいきなり!?」
それに驚いて政宗は肩を揺らして名前を何言ってんだコイツという表情で見る。
しかしそこで言葉にしないのは彼なりの恋人に対する優しさだろうか。
『実は、今日は私がいた世界ではバレンタインという好きな人にチョコレートという南蛮の菓子を上げる日なんですよ!』
ノンブレスでニコニコした表情でいう名前に政宗はニヤリと笑う。
「ほぉ、それで名前はそのちょこれーとっつーもんを俺に何かくれんのか?」
『本当はそうしたいんですけど、今は無理なので……私の歌を送ります!!』
そこで、声を張り上げて元気よく歌い出す名前。
それを、可愛い事しやがるぜコイツとデレデレ表情で見つめる政宗。
しばらく名前が歌っていると突然政宗がそれを止める。
『どうしたんですか?』
「The present place once again.(今のところをもう一度)」
『…?とっておきの洒落たチョコレートそれは私の唇〜♪』
「そこだ、…なるほど名前は俺にkissをくれんのか」
ニヤリとわざとらしく笑う政宗に名前は後ずさる
『え、いや、違っ…』
「っふ、違うくねぇだろ、期待してるくせに」
政宗は名前の顎を持ちあげて上を向かせる
名前はそれから逃れようとするが、政宗の鍛えられた腕からは逃げ出せない
『あ、あ、アァーッ!』
―――――――――――
『と、いう夢を見たんですけど』
「え、ちょ…」
『てことで政宗さんキッスしませんか?ていうか、しましょう。』
「いや、待て名前落ち着け…って、
アァーッ!」
美味しくいただきました。