01/23の日記

22:10
入院した6
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入院してから6日がたち、鈍重な生物と化して3日がたった。

今日は思わぬ人がお見舞いに来た。
私はとある喫茶店の常連なのだが、そこの店員さんが来たのだ。
驚いた。
何に驚いたかというと彼の目の下のクマに驚いた。
私のクマと同じ位であった。
入院患者と同じ位のクマがある見舞い客というのはなんとも滑稽だ。
私は布団から降りて布団に横になるように言ったら

「寂寥国家と同じベッドになど寝たくない」

と否定をされた。
私は納得した。

そして散々遊ばれた。睡眠時間3時間+朝昼食事をとっていないとは思えないほどに遊ばれた。
言葉に出来ないような遊ばれ方をした。
更には下着まで見られた。
私は恥ずかしさのあまりそれを下着だとバレたくなくて

「それは帽子です」

と嘘をついた。しかしバレた。
なぜバレたのだろう。恥ずかしいじゃないか。

次からは帽子ではなく、

「それは靴下です」

と言うことにしよう。

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01:00
入院した5
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入院してから5日がたち、鈍重な生物と化して2日がたった。
唐突だが点滴の針の刺さっているか所が痒い。
しかしここで欲望に負け、描きむしってしまってはたちまち手は血まみれになり、布団を殺人現場のごとき色に染めてしまうだろう。
それはこまる。落ち着いて眠れないじゃないか。
などという鬱憤をお見舞いに来てくれた友人に話した。
痒さについて話した。
散々バカにされたが、この痒さについて理解をして欲しかったため話つづけた。

「ムヒでも塗っとけば?」

私は納得。
明日にでもムヒを買ってきてもらわねば。と固く決意した。

面会時間が終わった。

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