平凡少女アリスと狂った赤ずきん。

□本編
1ページ/15ページ







「…ん?」

眩しい太陽の光が少女を照らす。

少女は木にもたれかかって、手には本を持っていた。

「あれ…?私、こんなとこで寝てたっけ?」

自分が寝てたことすらも分からず体を起こす。

「…にしても、変な夢を見たな…」

ぼりぼりと、頭を掻きながらさっき見た夢を思い出す。

―歯車が崩れると世界も崩れる。だっけ?

―変な夢ね。歯車は人形とか時計とかを動かす部品なのに、

―そんな歯車が崩れても世界が崩れる訳がないわ。

―寧ろ崩れて欲しいわよ。

―こんなつまんない世界、生きてても仕方ないわ。

と、心に思いを秘めつつ、草原を歩く少女。



少女の名前はアリス。どこにでもいそうな普通の少女。何か凄い能力を持ってる訳でもなく、ただ、人より好奇心が旺盛で、人より面倒くさがり屋。


毎日が退屈。


そんな日々を送っていたアリス。

やがて、アリスは好奇心をくすぐるられる物語と遭遇する。




さぁ、ゲームの始まり始まり。







×・×・×・×





次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ