darkBlack×pureWhite
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「…!?」
「…は?なんでダメツナが出てくるわけ?」
「お前こそ、なんでここにいるんだよっ」
「別に…柚葉に会いたいから来ただけじゃん。それに、なにこいつ?」
綱吉はストーカー男を指差す。
「なんか狂ったよーにドアホン鳴らしまくってハアハア言ってるから
変質者だと思ってとりあえず半殺したけど」
「そ、そいつは…柚葉ちゃんに付き纏ってたストーカーなんだ。」
「ストーカー?」
眉間にシワを寄せる綱吉。
同時に、ストーカー男が目を覚ます。
男は、自分を半殺しにした綱吉を見て、
酷く怯えていた。
そんな男に、ツナは勇気を出して言った。
「お、お前!今度柚葉ちゃんに何かしたら…た、ただじゃおかないからな!!」
男は逃げるようにその場を去っていった。
「……へぇ。ダメツナも言うようになったな。」
「……どういう意味だよ」
すると、柚葉がリビングから恐る恐る顔を出す。
『つ…ツナ君…?大丈夫…?……!!』
玄関に綱吉の姿を見つけた柚葉は、驚いたようすを見せた。
『あれ?綱吉君?どうして?』
「柚葉に会いたいから来た」
『なっ…////』
しばらくの沈黙の後、ツナが口を開く。
「柚葉ちゃん、ストーカーはもう多分大丈夫だよ。正確に言うと綱吉がやっつけたんだけど…」
『えっ、綱吉君が?』
「大丈夫だったか柚葉?」
『うん…ありがとう…///』
あれ?あれれ?
なんで私赤くなってんの??
気のせい?
でも確かに頬が熱い気が……
しっかりしろ私!!
私が好きなのはツナ君だけだ!!
「……ところでさ、なんでツナは柚葉ん家にいるわけ?(黒笑)」
「なんでって…ストーカーの対処に…」
「まさか、泊まる予定とか?」
「そ、それは…///」
「図星じゃん。決めた。オレも泊まる」
「んなっ」『はぃ??』
「今更一人増えたって変わんないだろ?
それとも何?みたところ親居ないし、
二人で朝まで一つ屋根の下でアレやコレやでもする気だった?」
『!?/////』
「そ…そんなことしないよっ!!/////」
「どっちにしても、そんなことオレが許さないから」
こうして、(半強制的に)綱吉君も泊まることになったのでした……
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