darkBlack×pureWhite
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「ちっ…覚えてろよ」
男達は逃げて行った。
しかし……まさかツナ君が助けてくれるなんて…………。
夢みたい…………でも………。
ほんとにツナ君??
いつも、ツナ君はみんなからダメツナとか呼ばれてて……
それが、ナンパ男を二人も相手に出来るなんて。
なんか顔の雰囲気も違うし。
………いつも以上にカッコイイかんじ。
それに、私服だし………
ツナ君を見送ってからそんなに時間経ってないハズなのに……
家に帰って着替えてまたここに来た……
にしては早過ぎない??
私が疑問符をとばしていると、ツナ君(?)が話しかけてきた。
「こんな時間に一人で何してんの?」
『えと…さっきツナ君が私の家にケータイ忘れてたから届けようと思って…』
「(…アイツが?)」
『あの……ツナ君…だよね?』
「……あ、あぁそうだよ!ケータイとどけに来てくれたんだよね?ありがとう」
『ううんッこっちも…助けてくれてありがとう!何かお礼したいな………』
「………いいよ、お礼なんて…」
チュッ
???!!!!
「これで十分だから♪♪」
………………。
えぇェェェぇエぇえーー?!
い、い、い、今の!
ファ、ファーストキス?!!!
ツナ君に?ファーストキスを?奪われた?
う…嬉しいけどちょっと待ってーーーーッ
「照れてるッ可愛いなぁ」
『?!!//////』
なんでそんなに涼しい顔なの??
「んじゃ、今日は遅いし帰りなよ。また明日ねッ」
そういって帰ってしまったツナ君。
突然のことに動揺しすぎて、その日は眠れなかった。
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