長編小説

□ゆめおい(前編)
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総司、人生は長く生きればいいものじゃない。

その一生のうちに如何に生きたかが大切なんだ。

喩え天命が短くとも精一杯生きればいい。



陽光に煌めく川辺で親指を突き立て子供みたいに格好つけて




なあ総司




でもそれは何よりも真っ直ぐで、輝いていて




俺の人生にお前も賭けてみねえか?




あの日、赤みがかった夕焼けを仰いで目を細めたあなたがうらやましかった。


あなたの人生に?

ああ。面白えことは絶対保証する




……そしていつしか





あなたの傍らを歩きたいと何度も願った


後ろ


じゃなくて


隣で
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