短編
□アテナさんトコの聖域の事情 中編
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サガ「お前たちは真面目にやっているようだな?」
アルデバラン「まぁな。いみがあるかはべつだが、いまのじょうたいだとやることもかぎられるし…」
カノン「ところでサガよ、なんでその2人を抱えとるんだ?」
両脇を指差すカノン。
サガ「逃げないようにする為だ。こいつらときたらデスマスクはサボるわ、シャカは居眠りをするわ…何故私の所は問題児ばかりなのだ?!」
デスマスク「てゆーか、おれにいまさらギリシャしんわなんてよませるなよ…」
シャカ「いねむりではない、めいそうしていたのだ」
サガ的にはデスマスクにアテナへの信仰を高め、従順に育てたいらしかったが、やはり精神はそのまま。
もはや無理だろう…とサガ以外のその場に居たものたちは思った。
デスマスクはサガの腕から抜け出すと、カノンの向かい側の椅子によじ登る。
デスマスク「カノン、たばこくれ。たばこ」
テーブルの上の箱に手を伸ばす。
シュバッ!!
サガ「馬鹿者!!(推定)6歳児がタバコはイカン!!カノンも子供の見える所に危ない物を置くんじゃない!」
光速で取り上げるサガ。
カノン「んだよ…俺が悪いってか…;。まぁ、今の体にタバコは辞めた方がいいな」
デスマスク「けちくせーなぁ。いいじゃねーか」
サガ「ダメだ!!」
サガの保育ぶりは徹底している。
カノンは彼に聞こえないように溜息をついた。
そしてチラリとシャカを見る。
シャカもサガの腕から降ろされて、今はカミュの横でパズルを眺めている…様に見える。(カノンには寝ているのか、起きているのかよく解からない)