短編

□アテナさんトコの聖域の事情 前編
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残りは…というと。

牡羊座 ムウ(推定3歳。麻呂眉はそのまま。まるで少女のようだ。大人しく正座している。)

牡牛座 アルデバラン(推定3歳。この頃から大柄である。強そうだ。あぐらをかいている)

蟹座 デスマスク(推定6歳。イタズラが好きそうだ。サガを見上げニヤニヤしている)

獅子座 アイオリア(推定3歳。髪の毛も眼もクリクリで愛らしい。不安そうだ。)

乙女座 シャカ(推定3歳。女の子にしか見えない。目を閉じてちょこんと座っている)

蠍座 ミロ(推定3歳。なんだか凄く子供らしい。サガに抱えられ暴れている。)

山羊座 シュラ(推定6歳。既に目付きはよろしくないようだ。ちょっと動揺してキョロキョロしている)

水瓶座 カミュ(推定3歳。プニプニほっぺが愛らしい。クールに大人しくしている。)

魚座 アフロディーテ(推定5歳。はっきり言って美少女にしか見えない。上目遣いでコッチを見ている)

…と言う具合だ。

カノン「…どうします?教皇」

シオン「どうする…と言われてものう」

カノンとシオンは案外冷静だった。
サガは硬直したまま動けない。

沙織「まぁまぁ…可愛らしい事v」

カノンとシオンの後ろからアテナ事、城戸沙織が姿を現した。

シオン「アテナ?!いつからそこにっ!

沙織「さっきから居ましたわ」

カノン『全然気配がしなかった…;さすが女神…』

沙織は黄金聖闘士もとい、チビ黄金の所まで歩いていく。
なんだか楽しそうに見える。

童虎「どうしてこんな事になってしまったのかのう、女神?」

沙織は座り込んで、カミュのほっぺたをプニプニ突付きながら答えた。

沙織「そうですわねぇ…最後にちょっと気を抜いてしまったからかしら?

シオン・カノン「「はい?!」」

耳を疑う二人。
でも確かに聞こえたのだ。
気を抜いた…と。
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