短編

□エステティックサロン グラード 後編
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シオン「全く騒々しい…アテナの御前であることを忘れるでない!」

一同「も、申し訳ございません…」

ヨロヨロと起き上がる一同。タフさはやはり黄金聖闘士である。

シオン「アテナ、こやつらでは決めかねている様ですので…このシオンが指名してもよろしいか?」

沙織「構いませんけれど…あ!そうそう、アイオロスとアイオリアは選ばないでくださいね」

ロス・リア「?」

顔を見合わせるロスリア兄弟。

シオン「…と申されますと?」

沙織「二人には我がグラード製薬から新発売される栄養ドリンクのCMに出ていただきますわ」

リア「栄養ドリンク…ですか?」

沙織「はい!…で、CM内容ですが崖から落ちそうになっているアイオロスをアイオリアが引き上げるのですわ〜!もちろん命綱無しで

リア「…;(滝汗」

アフロ「どこかで見たことあるような内容だな」

デス「似合いすぎて怖ぇ〜」

沙織「この話はあとでゆーっくり致しましょうね。良いですか?アイオロス・アイオリア?」

ロス「ん!なんだかよくわからないが、アテナの言う事だ。頑張ろうなリア!!」

爽やかな顔で笑うアイオロスに対してアイオリアの表情は沈んでいた…。

シオン「コホン…ではぽすたーとやらの人選を再開しようか」

じっと黄金聖闘士達を見つめる教皇シオン。
いい年をした大男達は少しでも小さく見せようと自分の身を縮こませている。
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