短編

□エステティックサロン グラード 前編
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サガ「…で、アテナ。私達に何が出来るのでしょう?」

ムウ「確かにこれだけですと私達に手伝えるような事はなさそうですよね。ビラ配りでもしますか?」

ムウの言葉に沙織の目がキラリと光ったような気がした。

沙織「いい所に気がつきましたねムウ!新事業を展開するにはまず宣伝!これが必要なのですわ」

シュラ「宣伝…ですか」

沙織「その為の1つとして街中や乗り物に展開するポスター。これですわね♪」

パアンッ!とパンフレットを叩くアテナこと城戸沙織。
その顔はもはや神と言うより完全な経営者だ。

沙織「通常なら有名な芸能人やら海外の男優をオファーする所なのですけど…
私思いましたの。そんなものにお金をかけなくてもココにいるじゃないかって」

一同「…;」

状況が飲み込めない黄金聖闘士一同。

シオン「アテナ…お言葉ですが、そのぽすたーとやらに黄金聖闘士をお使いになるつもりで?」

沙織「ええ!よく考えたらよりどりみどりではないですか、いろんなジャンルの顔があって。なんでもっと早く気がつかなかったのかしら」

楽しそうに話す沙織。
ペラペラと話を一方的に進める。
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