もうどれだけの時間が経つのだろう…
暗いトンネルに私はひとり置き去りにされ
見えない出口を探して歩き続けていた
季節も時間も自分がどこにいるのかさえもわからない…
どれだけ泣いてもいくら叫んでもここには私しかいない…
どんなにここがこわくても、ただうずくまって泣くだけ…
歩いても歩いても進まない
いや…進む道が間違えてるのかもしれない
あたたかな手の温もりがなつかしく思える。夢なのか、たまに私を呼ぶ優しい声…
わずかな灯だけでも見えればそこをめざせばいい…優しい手が私を導いてくれるなら
その手を目標に頑張れるだろう…
疲れて私は眠りについた…
柔らかくて温かくて懐かしい…
ずっとこのままでいたい…
私は今日も見えない出口を探して歩き続ける…