†ダイの大冒険小説†

□-裁-waxing and wanding(ダイ大)
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「くすぐったい…」
ヒュンケル専用に貸し出されたその部屋のベッドで相変わらずいちゃつく二人
半魔の青年はヒュンケルの首筋やら耳やらに指を這わせ、やたらと触れる
「久しぶりに触れる肌だ。好きにさせろ」
「なんだか先生みたいなこと言ってるな…」
「?!!アバン殿にもこんなふうにされたのかっ!!!!!」
近かった顔がずいっと更に近づいた
互いにの息が触れるほど間近である
(ちょっと息苦しい)
「詳しく話せ」
「一緒に寝たり、触られて気持ちよかったからずっと触ってもらったりしただけだ。先生はお前みたいに下心なんてない!変態」

ズガァァァン…

ラーハルトに会心の一撃!!
ヒュンケルはラーハルトを倒した
ヒュンケルは「ラーハルトの黙らせ方」を覚えた!!

文字通りベッドに突っ伏し撃沈する親友
魂抜け出してます
(阿呆だ…)
呆れてモノも言えないとは正にこの事
ラーハルトは口を開けたままほうけている
「…言い過ぎた。すまない…」
ヒュンケルは素直に謝った
(こんな格好悪いラーハルトを見てられないから早くいつも通りに戻ってほしい)
ヒュンケルも案外毒舌である

ラーハルトは疲れた顔を上げるとヒュンケルを恨めしそうに見つめる
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