†ダイの大冒険小説†
□CAPTIVATE-祈-(ダイ大)
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パプニカ王国近辺の森の近くに彼らは家を持ちひっそりと暮らしていた
大魔王討伐後ヒュンケルはパプニカ王国近衛騎士団に所属
ラーハルトは有事に動く言わばヒュンケルの私兵
半魔であるがゆえ普段はあまり人の多い所には近づかない
あれから四年…
そんなある日の二人
「風呂に入れ」
「は?」
唐突だった
別に不潔とかそういうのではなく…
ただ風呂にいれたかっただけ
「…な、なんか変なものでも食べたのか、ラーハルト…?」
「お前と夕飯はおなじものを食べたし買い食いも拾い食いもしておらん!!しいていえばお前がいつもカラスの行水な所に不満がある!湯を使え、湯を!!」
ドン!
机を強く叩くラーハルト
あまり強く叩くと机が砕けるので勿論力はセーブしてある
「湖の方で体は清潔に洗っているつもりだが…なにか不満でも?」
「お、お、あ、り、だぁぁ!!」
ドゴーン!!!!!!!!!!!
しれっ、と悪びれた様子もないヒュンケルにとどめの一言
一体ラーハルトは何に怒っているのか
「貴様!肉体が弱っているにも関わらず、森に出かける!冷たい泉に入る!モンスターと戦う!平気で肌を見せるっ!!!」
「あの…最後のは私情…」