誘惑蜘蛛 book

□誘惑蜘蛛
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「あ!来た来た!」







女の子の黄色い歓声が耳をつく。
今日は月に一度のあの日だったんだ。


随分と学校では見ていなかった金色を一瞥して思う。







「……ちょっと、逢いづらいなぁ、」






顔を見て安心する心と、悟浄先生のことがあるからどうしていいのかわからない心。
逢ってはなしたいけど、逢いづらい。



宝石みたいな紫色を思い出して体が疼いた。




















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