Novel-11-

□花火大会
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「いぃぃやっふううううううううう」


今日は待ちに待った花火大会。もちろん一緒に行く相手は恋人………になるはずの鬼道クン!


和装で来てくれたりしねぇかな?似合うんだろうな…とか思ったり。



「あああああ想像しただけで興奮してきた」



おっといけねぇ。テンションが既にMAXだ。



「ちょっと早いけど…
とっとと準備して行くか」











「………………」



ちょっとどころの早さじゃなかったな…。


「2時間前って………」


まぁとりあえずベンチにでも座って待つか。



「あれ?不動か!?」


げっ……この声は……

恐る恐る顔を声のした方へ向ける。


「チッやっぱ風丸かよ…」

「チッって何だよ!ってかお前……」


「ん?何だよ」


風丸の顔がにやりと厭味な顔に歪む。

「…どんだけベンチ好きなんだよ」


カチンッ―――――



「てめぇ…!俺だって座りたくて座ってんじゃねぇ!」


「じゃあ立てよ」


本当に性格悪ィな、コイツ!


「もぅどっかいけ!」

「……あーそうだな。じゃあまた、BW(ベンチウォーマー)!」


「お ま え !!いつかぜってぇ殴る!」

ったく…。せっかく楽しみにしてた日なのにとんだ邪魔が入っちまった。



……とりあえず後1時間30分ぐらいあるし、フラフラしてくるか。BWとか言われるのも癪だからな!



「不動……?」



カラカラと地面を蹴る音が近づいてくる。



チッ…今度は誰っ……――――


「どうした?不動。と言うか早いな」


「鬼道クン…!?」


わ、和装で来てくれた……!!!


「か、可愛い…」


「ん?どうし…たっ」


俺はあまりの可愛さに思わず鬼道クンを抱きしめる。

「ふ、ふどー//?本当どうしたんだ?」


「いや、やっぱ可愛いな
と思って」


「なななな、何を言っている//…別にこれ着てきたのも早く来たのもふどーの為じゃないぞ?せっかくの花火大会だからってだけであって…他意はないぞ」


「へへへっ素直じゃねぇーな!そう言うとこも好きだけどなっ」


「なっ…//何だお前はいきなり!!//い、いいから早く行こう」



鬼道クンは素っ気なくさりげなく俺の手を取って恥ずかしそうに速足で歩きだす。


「……ほんと、可愛い」


「まだ言うのか、お前は//!!」


「好きだよ」

「はっ……?」


「だから、鬼道クン…好きだよ?」


「っ…//」


鬼道クンが何か言おうと口を開く。


と、その時―


大きな音を立て花火が上がる。


「…俺も…不動がす、好――だ―――」


「え?何?」


鬼道クンはタイミング悪いねぇ。何て言ったか大体分かったけど!


「あーもー何でもない//」


そのまま恥ずかしそうに後ろを向く。


「ごめんごめん。ちゃんと分かったよ」


俺は鬼道クンの肩を引き寄せてキスをした。



「ふ、どう…//」





今日はいい花火が上がったな…







俺達の心に――――――



















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今日8月14日は不鬼の日と言うことで書いてみました。実はすっかり忘れてて友達のメール見て思い出したんです!
とりあえずなんとか間に合わせようと書いた結果…こんなんになりました(笑)いつにもまして意味分からんひどい事になってしまった^^;因みにあきおを弄るのは愛故に…です(笑)
こんな文章をここまで読んで頂きありがとうございました!


 

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