Novel-11-
□X'mas
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(あれ…?
俺何で鬼道ちゃん家にいるんだっけ?)
円「へ〜鬼道って料理作れんのか」
「まぁな」
円「なぁなぁ食っていいか?」
「あぁ」
「料理なんて女が作るもんだろ」
馬鹿にした態度で話しに割り込む。
「不動…!今は男も料理作れないと女にモテないぞ」
「別にモテたいとか思ってねぇし」
(女にはな…)
「それにしてもお前料理とか全く作れなさそうだな」
カチン―――
「…べ、別に作れなくないぜ?」
「ほぉ、そうなのか?」
厭味な笑みを浮かべる鬼道。
「あ、あぁ!」
「じゃあ今日俺の家に来い」
(…やべぇ、料理なんて全く作った事ねぇ)
「ぃ、いいぜ?」
(勢いに任せて言っちまった…そんな事よりクリスマスに鬼道ちゃんの家に行けるなんて…こっちのがヤバいな)
(そうだった、家に行けるってのにどきどきしすぎて本題忘れてたぜ…)
「おい、不動何作るんだ?」
「………」
「やっぱ作れないのか?」
不動を見てにやりと笑う。
「今日…クリスマスだしケーキ作る…」
(言ったはいいがどうやって作るんだ……?)