Novel-11-
□Trick or Treat
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「よぉ、鬼道ちゃん」
ドアを開けるとそこには不動が立っていた。
「やっと来たな。先にみんなで始めてるぞ」
今日は10月31日ハロウィン。俺の家でパーティをしようと言う事でみんなで集まった。
「おっ!不動、遅かったな!トリック・オア・トリート」
円堂がはしゃぎながら出迎えた。
「……トリック・オア…?あぁ、ほら飴やる」
「さんきゅーな」
そんなこんなであっと言う間に時間がたちみんなが帰っていく。
「じゃーなっ鬼道!」
「今日はありがとなっ!」
「あぁ!また明日学校でな」
一通りみんなを見送ると不動だけが家に残っているのに気づいた。
「…不動?お前は帰らなくていいのか?」
「おぉ、これだけ言ったら帰る」
「………ん?」
『トリック・オア・トリート』